全3回でお伝えしている「くしろ湿原ノロッコ」号の乗車記です。
前回をご覧になっていない方は
今回は最終回 ③車窓編です。
雄大な釧路湿原の大自然をご紹介していきます。
釧路駅を出発した列車は、釧路川を渡り1つ目の停車駅、東釧路駅に停車。
ここで根室本線と別れて、釧網本線に入っていきます。
釧網本線1つ目の駅は遠矢(とおや)駅。
アイヌ語で「トーヤ」とは、「湖沼のある場所」という意味。
道内にある洞爺(とうや)駅も地名の由来は同じです。
きっぷ好きの方は「洞爺→遠矢」なんて乗車券を作ってみてはいかがでしょうか。進行方向に、岩保木水門が見えてくると、ここから本格的に釧路湿原エリアに入っていきます。

釧路湿原(くしろしつげん)駅は、釧路湿原を展望できる「細岡展望台」まで歩いて行ける駅。
そのためか、団体客もこの駅で下車していきました。
※釧路湿原駅は次回のブログで詳しくご紹介します。
なぜか車内の乗客は、釧路湿原駅の駅名標を撮りまくっていました。

ここで降りてしまった団体客の方は残念でした。
ここから先が、釧路湿原ノロッコ号で最も景色が良い区間だからです。

景色の写真がないまま、細岡(ほそおか)駅。
って、次は終点の塘路(とうろ)駅です。

大変お待たせいたしました!
団体客の皆様に大きな声では言えませんが、、
くしろ湿原ノロッコ号の絶景区間は、
この最後の1区間(細岡駅~塘路駅間)なのです。
まずは、進行方向右側。
運が良ければ、特別天然記念物のタンチョウが見られる場所とのことで、列車は徐行していきます。

アテンダントさんの「いました!」の声に乗客一同右側に移動!
(いままで左側の方が景色が良いということで、みんな左側を見ていたような……)
下の写真で、2羽のタンチョウが確認できますでしょうか。
もちろん肉眼でも確認できました。

終点の塘路(とうろ)駅に到着。
到着したノロッコ2号は、1号として折り返していきます。
それまでの23分間は、写真を撮ったり、駅前などを散策したりできて、ちょうど良い時間です。
釧路湿原の大自然と野生動物を満喫できる「くしろ湿原ノロッコ」号。
30年以上経っても人気がある理由に頷けます。
最後に、釧路湿原を堪能出来て、最果ての根室まで1日で乗車できる
乗車プランをご紹介します。
釧路駅11:06(くしろ湿原ノロッコ2号)11:54塘路駅 ※お弁当予約忘れずに!
塘路駅12:17(くしろ湿原ノロッコ1号)12:39釧路湿原駅
※釧路湿原の細岡展望台散策
釧路湿原駅13:14(快速しれとこ摩周号)13:28東釧路駅
※時刻表では判別できませんが、東釧路駅で根室行に乗換可能です。(←ポイント)
東釧路駅13:31(根室本線)15:57根室駅
根室16:12(根室本線)18:51釧路
(2020年10月現在)
お好みの乗車プランを探してみてくださいね😃
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