10/17(土)、秋田臨海鉄道とJR東日本が共催する「秋田臨海鉄道特別公開2020」に参加してきました。

このイベントは、秋田臨海鉄道が今年で50周年を迎え、今年度末で事業を終了することに伴い、10/17(土)と18(日)の2日間、「最初で最後の特別公開」として実施され、新型コロナウイルス感染症対応のため、600名(1日3回、各回100名、2日間)の定員が設けられました。

 

秋田港には、かつて北斗星などで使われていた寝台用客車が30両前後留置されています(当初は外国への輸出といわれていましたが、どうなったのでしょうか?)。このようなイベントでない限り、そして近いうちに確実に見られなくなるだろうと考え、ツアーに申し込みました。

 

旅のスタートは秋田駅から。

秋田駅の出発案内。通常は営業を行っていない「秋田港」が表示されています。よく見ると太字に。


秋田駅から秋田港駅までピストン輸送していたのは、男鹿線用キハ40・48の4両編成でした。

ツアーの受付で配られたネックストラップに指定号車(1~4号車)が書かれており、指定された車両に乗車します(手前(東京方)が1号車、奥(青森方)が4号車)。今回のツアーの定員は各100名なので、それぞれの車両に25名程度乗車していました。1号車以外ロングシートなので、ゆとりをもって乗車することができました。

 

秋田駅を出発し、次の土崎駅からは奥羽本線貨物支線へ入り、ゆっくりと秋田港駅へ向かいました。


秋田駅から約15分かけて秋田港駅に到着しました。クルーズ船への乗り継ぎのため、ホームは2018年に整備されたようです。

 

ホームを出ると抽選会の当選発表が掲示されていました。受付で配られたネックストラップに書かれた整理番号と照合します(空くじなし)。

 

そして、会場内へ。

本日の主目的、24系客車を間近に見ることができました。1両、方向幕を「急行あきた」秋田行きにしてくださっていますね。

 

こちらは、急行はまなすに使用されていたオハネフ24「ゴロンとシート」。

 

DE10型などのディーゼル機関車が7両連結されています。この状態で本線を走行したら、撮り鉄の皆さんは大騒ぎですよね。

 

DE10型ディーゼル機関車が3台(1543号機、1251号機、1250号機)そろい踏み。一番右の1250号機は、当選した人が乗車(運転)体験をしていました。

 

この角度で眺めると、客車が今にも動き出しそうです。

 

コキ50000。まだたくさん走っていると思ったら、もうほとんどないそうで、この秋田港での留置分と鉄道博物館に保管されている1両のみしかないそうです。

 

ポイント切り替え機。てこを操作すると、写真奥のポイントが切り替わります。実際に操作させていただくことができました。

 

 

続いて機関庫へ。

機関庫にはDD56型ディーゼル機関車がありました。

 

特筆すべきは、波の図柄。筆での手書きでした!

 

運転席にも入らせていただくことができました。

 

空き地には、このイベント前日の10/16(金)に、トラックの荷台に積み込まれたde10のラッセルヘッド(除雪用機械)が置かれていました。

 

その他、グッズ販売や中古部品のオークション(10/18(日)の分までをまとめて集計)なども行われており、楽しい時間はあっという間に過ぎ、復路の時間となりました。

 

ホームの有効長は4両編成です。

 

 

 

復路の車内では鶏めしが配られました。今回のイベント限定の特製掛け紙つきです。

 

 

 

今回のイベントは、近い距離から24系客車を久しぶりに見ることができる貴重な機会となりました。このコロナ禍の中で安全にイベントを実施するべく準備いただいたスタッフの皆様に感謝です。

 

さて、今日(10/18(日))、秋田は秋晴れになりました。今日ツアーに参加する人は青空や夕焼けをバックにきれいな写真が撮れる絶好のコンディションだと思います(午後は逆光になるそうですが)。気をつけて楽しんできてください!