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前回の続きです。
こちらは智頭杉です。
四季を通じて寒暖の差が激しい気候風土と伝統的な育林技術により育まれた智頭杉です。
木目が均等委詰まった木質や淡紅色に染まった芯材など、全国的にも評価の高い美しい杉です。
こちらは神楽衣装です。
金糸銀糸を用いて、一針一針全て手作業で丹念に縫い込まれ立体的な刺繍を施した豪華絢爛な石見神楽衣装です。
神楽社中が華やかさを競い合い、豪華になりました。
この衣装は観光列車あめつちのために製作されたもので、石見神楽衣装を象徴する龍と渦巻、日本海の荒波と千鳥、たなびく八雲、風に舞う松葉を取り入れ、山陰の風情を表現しています。
この車両は2018年に改造された車両です。
改造とは思わないほど、内装はキレイになっています。
こちらは安来織です。
絣織から発展した安来織は木綿の持つ素朴さと手織りの温かみがあります。
絣はよこ糸といして手で括らせ、藍で先染めし織り上げており、糸は強く、洗えば洗うほど絵模様が鮮明になり、独自の美しさが出てきます。
伝統的な意匠(出雲大社)に神話のモチーフ(八雲)を組み合わせた、あめつちオリジナルデザインになっています。
こちらは出雲織です。
自家用の絣織を元に発展し、糸や染にもこだわりを持っている出雲織です。
日本古来の藍染の技で濃淡に染め創造的、独創的な感覚でデザインされた織物で、着物や帯が作られています。
あめつちオリジナルデザインとなっており、古事記にも登場する簸川の流れや川霧をイメージしています。
こちらは因州和紙です。
1000年余りの歴史を有する因州和紙です。その品質の高さから、藩内の御用紙としても利用されていました。
現在ではインテリア、手芸、書道など様々なジャンルで利用されています。
これは石州瓦です。
島根県の石見地方で生産されている粘土瓦で、三州瓦、淡路瓦と並ぶ日本三大瓦の一つです。
独特の赤褐色で知られ、赤い屋根の街並みや集落を山陰地方の至る所で見ることができます。
あめつちで使われる石州瓦は、来待石だけのうわ薬を使用し、伝統的な技法で焼成したことで、昔の登り窯で焼いたような出来栄えになっています。
ですが、テーブルの上以外に配置できそうな場所は無かったのでしょうか?
こちらは隠岐の黒松です。
豊かな自然環境と人々が共存する隠岐の島で育った隠岐の黒松。
黒松は島根県の県木でもあり、油部分が多く、杢目の良さ、光沢、色調の美しさが特徴的です。
時が経つにつれ、味のある色合いも醸し出します。
出雲神話にまつわる絵柄が彫り込まれています。
これは車両外装アートの原画です。
あめつちの車体下部の帯模様は島根県出身 スタジオジブリ作品にも数多く参画しているアニメーション美術監督、吉田昇氏に、神秘的な山陰の山並みと、たたら製鉄に因んだ日本刀の刃文(はもん)を表現してもらったそうです。
絵は30枚にも及ぶ大作で、1枚1枚違う表情があります。
日本海からの風が強いのか風力発電が多数ありました。
御来屋駅に停車しました。ドアは開きません。
駅舎は1902年の開通当時の物で山陰地方最古の駅舎で登録有形文化財になっています。
ホームには列車を改造されたと思われる待合室がありました。
この観光列車あめつちですが、観光面での配慮が今一つです。
観光列車なので通常の列車より所要時間がかかるのはいいとしても、途中駅でドアを開け写真撮影などができるところがありません。
由良駅や御来屋駅では停車はするものの車内で音楽が流れているだけでドアは開きません。
さらに、現行のあめつちのダイヤは(大阪方面からの、方面への)特急スーパーはくと、(益田方面からの、方面への)特急列車と接続が取れていません。
遠い地方の観光客を呼び込むためにも列車のダイヤ調整は必要です。
この日は曇っており、大山は見れませんでした。
米子貨物ターミナルです。
まもなく、米子駅に到着です。
倉吉を出てから、1時間ほど 初の停車駅です。
製紙工場です。
ここで生産された紙は貨物列車で全国に運ばれていくのでしょう
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