こんにちは。

今日はNゲージ鉄道模型、ポイントレールの話です。先日来トングレールの先端に切込みを入れるテストを開始していますが、どうやらいい感じみたい。切断方法の話も出て来ます。

 

追記 ; 多くのアクセスを頂きありがとうございます。記事内容について、いつも書いていますが、もしやってみよう という方がおられましたら自己責任でお願いします。特にトング先端を切断するサイズは、いい結果は得られているものの、これ最適なのか分かっていません。

 

加工後の写真、トングレール(切換のため可動のレール)先端を斜めにカットしています。

ニッパーの切れ味が悪くなっており(汗)、奥は失敗気味ですがこれでも大丈夫みたい(笑)。

もうちょっと浅い角度で長くカットしてみようかとも思いましたが、固定側の線路と離れて行ってもなおトングは切断部=高さが低いというのは危ないと思い、高さはレール高さの半分、長さはその2倍(=レール高さ分)を目標にしてみました。

 

これが脱線対策に効果ありというのは 以前 とおりすがり さんのコメントで教えていただいていましたし、多くの方が実施されているようです。が、どの程度切り込んだら良いかなど分からず、余っていた4番ポイントを使ってテストしてみよう と思った次第です。

 

これが4番ポイントの製品=切断前の状態です。KATOの20-221(右) 左分岐は20-220になります。トング先端カットで車輪フランジに引っ掛ける脱線が減りそうというのは感覚的に理解できます。

 

かねてからKATOの4番ポイントは脱線しやすいと書いてきました。なのでレイアウトでは写真の如く、4番ポイントは基本分岐側からの進入に限り(こちらは脱線しません)、分岐側への進入は6番ポイントとする線形構成にして来ました。(矢印が基本の進行方向です。)

なので普段と”逆走”で4番ポイントが連続する部分に進入させれば脱線するだろう、ここにトングカットポイントを設置してテストすればいいや と思っていました。

以前脱線の多かった記憶があるのはEF58です。4番ポイント連続区間では確実に先台車が脱輪していた記憶があります。

 

ところが4番ポイント”反位側”2本連続進入でも脱線しない..

 

反位-定位で意外と脱線が多かったと思ったので、その先定位側へ進入でも脱線しない、ここを反位側へ進入でも脱線しませんでした。

 

あらら?長年線形を変えていない区間なので上手く馴染んだのかな??脱線が起こらないのは有難い話ですが、テストしようと思うとコレだもんなー、何か複雑な心境です(笑)。

 

トングレールの切断方法は、先ず裏蓋を開けます。4番ポイントにはこの”星形”のネジが付いていました。普通のドライバーでは開けられません。マイナスドライバーあたりで無理すれば何とかもなりますが。私はDCC基板を埋め込むのに全て裏蓋を開ける必要があったので、星形のものを準備していました。4番は長いこと買っていませんが、最近でもこのネジなのかな?

 

蓋を開けたら可動磁石パーツを外し(写真上方に写っています。)、転轍部を止めている黒いパーツを外します。

 

こうするとトングレールを浮かすことが出来るので、ニッパーでの切断が可能になります。

 

トング先端を切断したら、黒い転轍部固定パーツを元に戻します。

ここに伸びている金属の線を、写真では上へ外している可動磁石パーツがコイルの磁力によって左右方向へ動き、写真上下方向へスライドすることで切り換える構造です。この金属線 元々0.4mmの銅線が入っていました(写真下)、しかし自分で弄ると多少曲がったりするのか、転轍機の動きが悪くなる傾向が見られたので、0.5mmのピアノ線へ交換し、弾力性を増すことで確実に切換るようにしました。

これ、製品の組み立ても大変でしょうねー..

赤いシュリンクフィルムはDCCのポイント制御デコーダー DS51K1です。

 

上記ゴハチで試運転した位置では脱線しなかったので、ここに設置、元々6番ポイントが付いていました。下り坂のカーブトンネルを抜けてすぐ、長編成列車では後ろからの押圧もかかり、運転の難しい箇所です。先日カーブ緩和の線形変更をやった場所の先、1階層留置の編成は必ず通るところ、色々な編成の運転頻度が高い所です。写真は先日の10系+旧客急行”鳥海編成”13連を牽引するEF81、脱線しやすかったスロ62も問題なく通過しました。

 

DD51牽引列車も通過

 

こちらはタキ9900が連なる編成、連結されているマイクロエース車が腰高で脱線が多めの車両ですが、難なく通過して行きます。

 

これはセキ6000が連なる編成、現状積荷が無く、ウェイトも入っていない非常に軽い車両(1両僅か8g)、浮き上がり脱線の多い車両ですが、これも問題なく通過、今の所脱線を起こした編成はありません。

 

試しにトングカット無しの4番に付け替え、上記編成を走らせたところ写真のように1発で先頭の貨車がコケましたので、確実に効果あり と思います。

少し長期的に様子を見て、問題なさそうなら他にも広げて行きたいと思います。

 

実はトングカットの話には続きがあります。これはまたの機会に。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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