くろまつ「丹後地肴コース」「森の朝食コース」に乗る | 車内販売でございます。

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車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

京都丹後鉄道の観光列車「くろまつ」に乗ってきました。

 

【1】「くろまつ」とは

京都丹後鉄道の「くろまつ」は、京都府北部の舞鶴・天橋立・福知山周辺を走る観光列車です。

食事やスイーツを提供する予約制の列車です。

5回目の乗車となる今回は、「森の朝食コース」と「丹後地肴コース」の2本を乗ってきました。

今年は4月、10月の2回、メニューや料金が変わりました。前回に続きメニューが変わる直前の3月9月に乗りに行ったのです。

新メニューになってすぐ乗りに行けば、新しいメニューを紹介する価値が高まるのでしょうが、仕事の休みの関係で終わったメニューを食べた話になってしまいました。

「くろまつ」は1両編成。食事の予約が無いと乗車できません。

趣ある車内で、座席は食事をするのに適した機能的な造りになっています。

車両の詳細は、以前書いたこちらの記事に詳しい↓

 

 

【2】森の朝食コース

この日は1日4本運転される「くろまつ」のうち、福知山駅10:10発の「森の朝食コース」の「くろまつ」で、天橋立まで乗車しました。

まずは、パンとフルーツです。

2個のパンは、派手さはありませんが、美味しいパンです。

フルーツは、グラスに入っていて、美しい見栄えです。

詳しいメニューはこちらです↓

 

そのあとは、こちら↓が出されました。

柔らかいチーズケーキに、マーマレードの甘みが絶妙です。

 

おっと、忘れてはいけないのが、ホットコーヒーです。

丹鉄ブレンドの厳選されたコーヒーが飲めます。

 

別料金で何か頼めば『車内販売の利用1回』とカウントするマイルールですので、別に1品頼みました。

与謝娘というスパークリングゆず酒670円です。これは抵抗が無く、美味い酒です。

 

マスクを外して置きやすくするために、ビニールが用意されていました。

 

【3】合間に3つ乗車

1本目の「くろまつ」を、天橋立で11:53下車。

次は4本目の「くろまつ」に、天橋立17:05発に乗ります。

この5時間12分で、3本乗りました。

「あかまつ」「あおまつ」そして「うみやまむすび車両」です。

うみやまむすびに乗車した話はこちら↓

 

 

【4】丹後地肴コース

 夕方に乗った「くろまつ」が、「丹後地肴コース」です。

 丹後の地酒を3種類、飲み比べできます。

追加料金無しで、気に入った酒をおかわりできるのが魅力です。

3種類の地酒は、こちらです。↓

私は色のついた伊根満開をおかわりしました。

凄腕アテンダントさんが、一升瓶の写真とりますか?と、私の気持ちを先取りして、3本とも持ってきてくれました。

先輩アテンダントの何という素晴らしい対応!

このような先輩の仕事っぷりを、新人アテンダントが目の当たりにできる京都丹後鉄道ですから、どんどん新人アテンダントもレベルが上がっていくのでしょうね

 

地酒と一緒にいただく軽い料理も、いくつかついています。

地酒に合った食べ物で、酒を引き立てます。

 

お酒以外にも、手毬寿司3品が出されます。

旬の地魚と丹後コシヒカリを使った寿司です。

この寿司は、美味いです。

宮津駅の近くで、寿司を握った職人さんが、「くろまつ」に手を振ってくれましたが、徐行せずに走り抜けましたので、写真は撮れませんでした。

 

もともと日本酒は得意でないので、別のお酒も別料金で頼みました。

与謝娘 梅酒スパークリングです。

午前中に頼んだお酒の仲間ですね。

地肴コースで感じたのは、追加で気の利いた食べ物が頼みにくい点です。

乾きものはあっても、腹の足しになりそうな品は、ありません。

といって、電子レンジでチンするような品は、「くろまつ」にふさわしくないですし、保存のききにくい魚介類を準備しておくのも食品ロスになりかねないので難しいですが。

 

 

【5】車内販売

観光列車「くろまつ」には、車内販売があります。

私は車内販売マニアと名乗るからには、高い食事を予約しないと利用できない車内販売を、「仕方なく」利用しました。

ところが、魅力にはまって、むしろ観光列車マニアになりかけているくらいです。

食事が終わった頃、アテンダントさんがカゴに積んだグッズの見本を持って、回ってきます。

手に取って選ぶと、あとで新しい品が渡されることが多いです。

買った品のひとつは「ふせん」です。

京都丹後鉄道の列車が、ふせんになりました。

 

【参考】グッズいろいろです

 

【6】おもてなし

列車を降りる前に、軽い「おみやげ」が渡されます。

今回の「くろまつ」は数千円の比較的安いコースでしたから、高い物ではありませんが、気持ちは嬉しいです。

 

景色の観光案内も魅力です。

1両で運転しますから、客の反応を見ながら、マイクを使わずに案内することが多いです。

天気が良くない時のために、案内のボードも用意してありました。

薄いビニールの手袋を使用するのも、今は基本ですね。

 

記念乗車証にスタンプを押すのですが、アテンダントさん阿吽の呼吸で客のところに持ってきてくれました。

記念撮影しませんか?と言われたので、1枚パチリと撮っていただきました。

 

観光列車が運転される土曜休日の休みが、ほとんどない中で、強引に日程を確保して京都丹後鉄道に乗りに行って、良かったです。満足できました。

また乗りに行きたいですが、ソーシャルディスタンスを保つために、定員を減らして運転するため、満席になると困るなあ。