所有事業者:三重交通 (三重)
仕様・用途:一般路線仕様
登録番号:三重22 き ・636
社番:1443号車
配置:伊勢営業所
初年度登録:1993年
シャシー製造:いすゞ自動車
搭載機関:いすゞ6QB2型
車体架装:アイ・ケイ・コーチ
車両型式:U-LV324L
車名:いすゞキュービックバス
撮影日:2014年8月26日 (火曜日)
撮影場所:伊勢市駅前
三重交通で国産連節バス、エルガデュオを導入するというニュースが飛び込んできました。
エルガデュオ/ブルーリボン連節バスは今まで東日本エリアでの導入が目立っていたので、三重県は西日本じゃないけど、東日本以外では初の導入になろうかと思います。
それで今回、三重交通の古参車、キュービックバスを取り上げようと思った次第です。
1993年式ということで、さすがに除籍されてると思いますが、元々は北勢営業所にいたそうです。2010年に伊勢に異動になりました。で、画像は巻き取り式の行く先表示になってますけど、その前はLED式だったそうで、巻き取り式→LEDへの換装は至極普通ですが、LED→巻き取り式は珍しいのかなって思います。
初代のエルガですら各社で除籍が進んでいる昨今、全国的に見ても、キュービックの残存率は当然、低くなっていることでしょうね。
でも、1984年の登場当初はそりゃあ、センセーショナルでしたよ。当時の川重車体工業のデザインによるものなんですが、センスの高さが光ります。
この頃、キュービックだけでなく、他の3メーカーもモデルチェンジを実施しており、まんまるのモノコックボディから、かくかくしかじかのスケルトンボディ (キュービックボディ) へと転換した時期とリンクします。どっちが良いかというのは個人個人の好みの問題ですが、バスだけではなく、あの頃の車は皆、直線的なデザインが多かったですよね。
それと、キュービックバスは大きなモデルチェンジを行わず、16年間、基本的なスタイルに変更はありませんでした。日野も三菱もそんなに大きな変更点はありませんでしたが (日産ディーゼルは架装ボディの変更で大きく様変わり) 、細かな改良点はいくつかありました。そこへいくと、キュービックバスは事実上の 「一代限り」 で、パッと見ではP-代なのか、U-代なのか、KC-代なのか判らないです。
【参考文献・引用】
バスラマインターナショナル No.113 (ぽると出版社 刊)
三重交通1443号車を扱った各サイト
ウィキペディア (いすゞキュービックバス)