こんばんは。

今日はNゲージ鉄道模型、KATOの3020-2 EF58上越形ブルーが入線しました。といっても中古品、かなりひどい状態でしたが、手持ちのパーツがあったので蘇らせることが出来ました。

 

右が入線、整備後のEF58 105[長岡]です。121[高二]にしたかったのですが、手持ちナンバープレートの都合上、ここだけはとりあえず妥協しました。しかしプレートパーツが手に入れば121号機にしたいというのは残るため、長岡のP型=エアホースが左右にもう2本 の表現は入れませんでした。左は既存のEF58 58[宇]です。元々同じ3020-2からの改造車です。折しも10系寝台+旧客急行”鳥海”編成を整備中、58号機牽引とも思いましたが、スノープロウ、ホイッスルカバー付きの重装備車が居てもいいよなー と、安い中古を見つけたので購入してみました。

 

しかし到着した時はこのひどい状態(右)、121号ナンバープレート装着に失敗したと思われ、はみ出した接着剤が顔にべったり、これで”目立った傷、汚れ無し”で出品されてましたからね。目玉壊れてるんちゃいますの? といったレベルです。それに握り棒、避雷管等々、取付パーツ類がほぼ全部欠品です。ダメでしょ、製品付属部品が無いんだから。

 

前面は121号のプレートが入っていましたが側面は110号、前面プレートの余りは入っていましたが側面はありませんでした。長く走っていなかったようで走行もままならないボロボロ状態。

 

当然文句言って返品しようかとも思いました。しかし、元々安かったので返品の送料がどうとか面倒だったのと、幸いナンバー接着は柔いゴム系を使ったようで、爪楊枝の先でそっと擦れば落ちそう..(これがプラセメント系やゴム系のガッチリ接着だったら致命傷でした。)

 

更に欠品パーツは好みの機番プレート以外は手持ちのもので揃いそう...(パーツケースを漁ってこの車両に使えるパーツをかき集めたところです。)

 

出品者は模型以外の商品が多い女性の方。深読みするに、お子さんあたりが扱って失敗し、そのうち使わなくなって長く経ったのを、ケース外からの外見はそこそこだし、オモチャみたいなもんだから出しちゃえ みたいな感覚だったかな?と想像。(あくまで想像です。)

 

そんなことを考えていたらこの不遇のゴハチ君が不憫に思えて来たんです(笑)。部品もあるし折角ウチに来たので、しっかり蘇って活躍してもらおうかな と。

 

出品者には当然悪い評価と、”鉄道模型の世界でこのレベルはダメじゃないすか?”という”警告”をやんわり書いた上で領収し、早速復活整備にかかります。

まず、はみ出した接着剤は予想通り爪楊枝作戦で綺麗に落とせました。

 

走行系も案の定のホコリだらけ、ギアにも結構噛んでました。

ここはパッケージからだいぶ古いロットっぽいなとは思っていたので覚悟してました。

最悪同形態が2両居る157,160号機のどっちかの動力を流用しようかと思っていましたので。

 

先台車は車輪を手持ちのスポーク黒車輪へ交換、動力台車は車輪パーツの予備が無かったのでタイヤに黒色入れを実施し、軸と軸受けの銅板を接点復活剤で清掃しました。私は接点復活剤はあまり使わないのですが、これはそんなことを言っていられないレベル...

DCC基板は廃車になった先代のED75、EF81,EF64などから出て余っているDN163K0aが使えます。基板と集電銅板間の導通を保証するため、黒いセロテープを貼っています。側面窓部にも同じものを貼っています。

 

台車を組みなおして、握り棒、ホイッスルといったパーツ類も手持ちのものを取り付けています。長岡車は握り棒が白色ですね。これもパーツがありました。

エアタンク内側に貼った白いのは0.5mmのプラ板。以前書いた車輪脱輪対策です。その後好調なのでこの車両にも施工します。

 

手持ちにこのナンバープレートパーツがあったのですが、一番下の121だけ使ってる...現存しない過去のEF58;先代のエアタンクが台車マウントで左右に振れる製品 で使っていたのかも知れません。121の他、高崎二区車は86号機ですが、ヒサシが上を向いた変形機だったとのこと。しゃーないと高崎二区車を諦め、長岡の105号機を選択しました。

 

この105号機、メーカー銘板が最後の”日立”切抜き文字だったとの記載を見つけたので”日立”のインレタを転写、銀河モデルのN-704があったのでこれが使えました。ちょっと上に転写し過ぎたかも..

 

以前やったのと同じ手法で、EG用のKE-3ジャンパ開放栓&ケーブルも取付けました。

 

パンタグラフは最近のバネの強いものに交換、銀塗装をかけています。連結器はKATO MT-7へ交換です。発売当初はKadeeカプラーだったかな?これも手持ちのものがあり、久々に取り付ける作業をしました。これで完成です。

1日(実働数時間)で終わりました。パーツはあれば取り付けるだけですし、接着剤落とし以外はほぼ予定していた作業だったので、そうムチャクチャ苦労した感じも無いかと思います。

 

蘇ったEF58上越型、105号機で早速急行”鳥海”編成を牽引です。まだダブルクロス通過時など集電が怪しい所がありますが、時期に慣れて来るでしょう。

 

最初は”なんじゃこりゃー”でしたが、結果的に無事復活してくれたので良かったかなと思います。買っていたパーツも大抵は沢山入っていて余りますから活用出来ました。

これでゴハチは6両目、僚機と共に活躍してくれればと思います。

 

しかし、中古で出品写真の少ないのは怪しいですね。前後左右、出来れば上下が確認できないと危ないかも と思った次第です。初めての大ハズレ品でしたが、ちょっと手間はかかったものの蘇らせることが出来たのはラッキーでした。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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