2019北陸途中下車の旅・親不知駅
こんばんは。今回も去年の金沢旅行の続きです。
2日目は北陸鉄道を旅鉄のあと市内を散策。連休なので連泊で同じホテルにできなかったので富山に移動して宿泊。
3日目は帰路を兼ねて、以前から降りてみたかった駅の「途中下車の旅」でした、
北陸新幹線が開業したため、元の北陸本線が第三セクターの「あいの里とやま鉄道」と「えちごトキめき鉄道」に分割されました。
新幹線はトンネルで突破してしまう日本海沿いですが、車窓の素晴らしい在来線で直江津まで行く人が多く見られました。
今回は途中下車ポイントにしてた、「えちごトキめき鉄道・日本海ひすいライン」の「親不知」です。
ここは北アルプスが日本海に落ち込む、断崖絶壁で有名なところ。
現在は鉄道も道路もトンネルでこの難所を越えてますが、その手前は景観を犠牲にして海上に高架道路を通してる区間。
富山からは「あいの里とやま鉄道」の電車で泊まで。
実は富山駅の自動券売機では「泊」までしか、切符が買えなかったのです。
仕方がないので車内で「親不知」までの乗り越し切符を買うと、なんと手書きの車内補充券。
首都圏はどこでもレシートみたいな切符なので、これは超レアでは。
「あいの里とやま鉄道」は県境の「市振」までですが、ほとんどの列車が「泊」乗り換えです。
向かいのホームにとまってる、単行ディーゼルカーに乗り換え。
ここから先は「架線下DC」です。
確か、直江津の手前で交流から直流に変わるので、高価な交直流電車よりもディーゼルの方がいいということでしょう。
貨物列車は交直両用機なので電気機関車がそのまま牽引する区間。最近多いです。
乗って見ると、さすがみなさんわかってらっしゃるのか、海側の座席は埋まっていました。
仕方がないので空きのある山側に。
地元の人も車窓を見てるので、どうせなら海側の座席は海に向けてしまえばいいのにと思いました。
今日もどんよりとした空で、せっかくの日本海はイマイチ冴えない色なのが残念。
トンネル、海、またトンネルという感じ親不知駅に。
長いホームはやっぱり「元北陸本線」です。
海側には北陸自動車道とR8の真新しい高架橋が。
これがなければ絶景なのになー。
降りたのは私のほか2人くらい。
列車はまたすぐにトンネルに入って行ってしまいました。
そうなるとあたりは波の音と、高架橋を走る車の走行音だけ。
構内踏切を渡ってモルタルの駅舎へ。駅ノートがありました。
周りに家もなく、駅に自販機があるだけ。
次の列車の時刻を確認して外に出ました。
駅横の案内板に親不知の説明と図が載ってました。
なんと、崖下に降りられるところがあり、明治時代に作られた北陸本線旧線までしっかりあると。
しかし、そこまではR8を歩いて片道1時間半くらい!
バスはないようなので、こりゃ無理だというわけで歩いて10分くらいの「道の駅親不知」に行ってみることに。
駅前を通ってる山側が崖の道は、どうも旧R8っぽかったです。
戻るように歩いて行くと、結構な上り坂。線路をオーバーパスして海側に出るとR8に出ます。
200mくらい歩くと「親不知漁港」の隣に道の駅はありました。
飲み物を買って海辺の方を見れば高架橋が海上に続く景色。
「ああ、親不知の写真ってここから撮ったんだ」以前見た写真と見事に同じでした。
次の列車まで1時間くらいしかないので、一服したら駅に戻りました。
途中、R8は橋をかけて直線で通ってますが、集落の中に入る道があったので歩いて見ました。
おそらく以前の国道だと思われます。
なかなか味わいのある漁村の集落という感じでした。
戻りもなかなかどうしてって感じでしたが、ちょうどいい時間に戻ったのでホームでまったり。
静かな中を列車の走行音が聞こえてきて、定刻に直江津行きが到着。
次の途中下車は、トンネル駅「筒石」。
ワンマンですが、糸魚川から昔でいう特改さんが乗ってきたので、乗車証明を出して筒石までの切符を購入。
こちらもレアな駅名をパンチするタイプの車内補充券でした。
「親不知駅」途中下車記でした。「帰路編」はまだ続きます。
今回も読んでいただき、ありがとうございます。