西武10000系NRA4両富山地方鉄道譲渡甲種輸送【前】 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

10日の昼に、小手指車両基地の北側で甲種輸送の準備が進められていた10000系。
それが上りの終電後、所沢まで動いたとの話が未明に一斉に流れた。

いよいよか!

これまでの趣勢を考えればそのまま未明に搬出されてもおかしくなかったのだが、西武鉄道としては
とりあえずそのままということか、朝8時を回っても所沢駅に留置されたままと情報を確認したので
急遽予定先を変更して、所沢駅に駆けつけた。

10月11日、9:23。

所沢駅に着いて、5番ホームに向かうと確かにそこにいた。

iPhoneだとこれが限界だが、甲種輸送の行き先には

信越本線 魚津

と書かれていた。

信越本線??

すでにあいの風とやま鉄道に転換されて久しいが、JRとしては北陸本線だったはず。
JR貨物としての戸籍はどうなっているのだろうか?

車内に仮設されたブレーキなどの機械類がものものしい。
座席も一部が撤去されているのが判る。

初めて日の目を見た、101系と10000系の併結。
性能上はどちらも同一で、理論上は両者併結による営業運行もできたはず。
旅立ちは寂しいが、このような形で併結が実現するとは感慨深いものがある。

ちなみにこの時は、まだ101系のパンタグラフは下ろされたまま。
ここからしばらく、長い沈黙の時を過ごすことになる。

こんな状況だから、撮影者はそれなりに多くいたものの、人も時間も程よく散らばっていた印象。
じっくり腰を据えて各所を撮影し、名残を惜しみつつエールを送ったのだった。

途中、所沢駅ではこんな並びも。
運行開始したばかりの「DORAEMON-GO!」が2番線に。

しばらく来る電車や、あれやこれやと撮影しながらゆっくりしていたのだが。

ふと、5番線に到着した電車から連結面を覗き込んでいたら、

パッシャーン

お、パンタが上がった!
それが10:49頃。

少し日が射す中で、少しずつ旅立ちの準備が進む。

それでも、その旅立ちの準備は非常にゆっくりゆったりとしたもの。
徐に動き出した時は一時周りに焦りが広がったが、10両停目で再び停止し、再び静寂が。
ここでいつもお世話になっているTOMOさんに出会い、御教示を仰ぎながら移動を始めた。