昨日は所沢駅で甲種輸送前の西武10000系を撮影してきましたが、近くの所沢陸橋では歩道を塞いで脚立や三脚を立て、車道まではみ出して撮り鉄する輩で賑わい、歩行者を車道で歩かせるなど周りの迷惑を考えず楽しまれていたみたいですね。交通量や道幅など考えて撮影場所を選びましょうよ。
所沢駅ではホームの電車と乗客が捌けるのをベンチで待てばゆっくり撮れたので、同業者や利用客に迷惑かけないよう平和に楽しめましたルンルンただ航空公園で寄り道して帰る電車に乗る時は、入線列車が捌けるのを待てない撮り鉄が乗り場付近にいて邪魔くさいと感じましたがイラッ(この時の私は撮影していません)
線路内に立ち入った撮り鉄による緊急停止で、車両故障が2件発生(JR常磐線・いすみ鉄道キハ28)しているので、西武10000系が新天地の富山へ無事に辿り着けるのか正直心配です。撮り鉄だけに限らず、魚釣りや登山などあらゆるジャンルで愚行を繰り返す輩はいますが、最低限のルールやマナーを守って趣味を楽しみましょう。

私も100%誰にも迷惑かけていないと断言できませんが、車や人の邪魔にならないか常に周りを気にするようにしてます。私自身も気をつけます。
出だしから暗い話で失礼しました。

豆乳の日である今日は、19年前に愛媛県松山市で運行を開始した伊予鉄道の観光列車「坊ちゃん列車」を紹介させていただきます。
2001年10月12日に、伊予鉄道市内線 松山市駅前~道後温泉間で『坊ちゃん列車』の運行が開始しました。
夏目漱石の小説「坊ちゃん」で有名な『坊ちゃん列車』は、1888年10月28日に伊予鉄道が松山(現在の松山市)~三津間で開業させた際に、ドイツ・ミュンヘンのクラウス社製B形蒸気機関車(甲1形)2両で運行を開始した事が発祥で、電化や貨物輸送終了によって1960年で「坊っちゃん列車」の歴史に一旦幕を閉じました。
松山の観光のシンボルの復活として、過去に坊っちゃん列車を復元させる構想が、ディーゼル方式を採用したことで、「マッチ箱みたいな汽車」と言われた「坊っちゃん列車」の復活を見事に実現させました。
列車は往時の坊っちゃん列車をモデルに、汽笛や制服は伊予鉄道OBの協力を得て、当時のものを復元するなど、可能な限り当時の坊ちゃん列車に近づけました。
蒸気機関車ならではのドラフト音は車外スピーカーによって鳴らす方式を採用し、煙突からは水蒸気を使用したダミーの煙を出す発煙装置を採用するなどの工夫がなされ、坊ちゃん列車が近づいてくると激しい轟音のためすぐに分かります。
坊ちゃん列車時刻表(伊予鉄道ホームページから抜粋)

土・日・祝日のみ運行する「坊ちゃん列車」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、坊っちゃん列車の定員数は最大18名に制限しています。(大人 800円 / 小児 400円)
松山城らくトクセット券(大人1,900円 / 小児840円)は、坊っちゃん列車1乗車・松山城ロープウェイ・リフト1往復・松山城天守観覧1回・二之丸史跡庭園入園1回利用できます。
他にもお得な切符があります
坊っちゃん列車のすべての乗車券で「いよてつ髙島屋大観覧車くるりん」の通常ゴンドラを無料でご利用いただけます。
ディーゼル動力方式を採用したSL風の機関車は2編成存在、第1編成は1887年製の甲1形1号蒸気機関車をモデルにした、D1形D1号とハ1、ハ2客車の3両編成で構成
第2編成は1907年製の甲5形14号蒸気機関車をモデルにした、D2形14号機関車とハ31客車の2両編成で構成
常に機関車が先頭に来るように、機関車が一方向に進むように入換作業(機回し)する際に、スペースなどの問題でターンテーブルなど用意できないため、機関車下部に方向転換装置(油圧ジャッキ)が内蔵されており、入換時には客車を切り離した後で方向転換装置を動作して機関車全体を持ち上げ、人力で機関車を180度転回させてからジャッキを下ろして、人力で客車を機関車の後方に移動させてから再連結するという作業を行っており、松山市駅前と道後温泉の名物になっています。
道後温泉駅前の引き込み線に待機の「坊っちゃん列車」
モデルとなった本物の「坊ちゃん列車」機関車は梅津寺パーク、客車ハ1は松山市駅南の子規堂で保存。
レプリカの機関車は伊予鉄道本社前、愛媛県総合科学博物館(客車含む)で保存、ハ31客車は古町車庫で放置されています。
今年7月中旬に松山へ行った時は、平日のため坊ちゃん列車は見られませんでした。
令和6年まで改修工事が行われる予定の道後温泉本館は、改修中ならではの楽しみ方もできます。
館内に2つある浴室のうち、神の湯しか入れませんが、期間限定デザインの入浴券など工事中でも行く価値のあるお楽しみが
坊ちゃん列車に乗って魅力満載の松山観光をされてみてはいかがでしょうか。
今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

鉄道コム