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KATOの2016-9 D51 標準形です。今回はこちらにサウンドデコーダーを搭載しますが、
実はこれは自分のものではなく、サウンド搭載加工を依頼されたもの。
よく行く貸しレイアウトさんからの依頼で、DCCや車載サウンドの布教に繋がらないかなとも
思ったり。
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車体の加工は基本的に過去のD51長野形と同じです。ただ今回は人に渡してしまうため、
自分がよくやる「とりあえずこうしておいて、後で直せばいいや」というのが通用しません。
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まずライトの電源は車体からではなく、ちゃんと電源線を引くことにしました。
今までは白の信号線だけで省略していましたが、今回はきっちり配線を通します。
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まぁ、1本配線が増えただけですし、元々それ用の溝が用意されているので、
特に難しい話ではないのですけれど。今までが手抜きなだけで。
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テンダーの方はほぼ今まで通り。前後のダイキャストを切ってスペースを確保すれば
もう少し良いスピーカーが載せられそうですが、人のものなので今回は見送り。
使用したのはLokSound5付属のスピーカー。音質はともかく、このサイズでも十分な
大きさの音が出るのでこれで良しとします。
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自分用なら分解前提で取り付けるデコーダーも、今回は簡単に脱着できるようにしました。
石炭パーツを外せば分解せずにデコーダーの脱着ができます。もしも海外鉄道模型みたいに
標準でデコーダー用ソケットが用意されていたら、こんな感じでしょうかね。
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テンダーと機関車の接続は以前と違いコネクターを使用せず、そのままケーブルをはんだ付け。
コネクターがあれば後から簡単に分離できますが、当然接点が増えるわけで、その分
不具合の原因になります。自分のなら都度直せば良いですが、今回は割り切って永久連結。
デコーダーを簡単に脱着できるようにしたのはこのためでもあります。
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これで車体の加工は完了、あとはデコーダーにオープンサウンドデータからD51用データを
書き込んで完成なのですが。
ここで余計な思い付き。今回貸しレイアウトさんの依頼なのですが、そのお店の
レイアウトは現状DCC非対応。という事はこの車両も完全アナログ利用となります。
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それならDCC兼カンタムサウンド機にしてみよう、とLokProgrammerの設定から
カンタムエンジニアを有効にしたのは良かったのですが、ほとんどのサウンドが
操作できず。どうやらDCCのファンクションの番号とカンタムのボタンの番号は
対応しないようで。カンタムエンジニアを操作して、どのデコーダー出力に繋いだ
ランプが光るか、というのをデコーダーテスターでひとつひとつ確認する羽目になりました……
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結果こんな感じ。見事にバラバラですね。かなり面倒でしたが、これに合わせてなんとか
ファンクションを割り当てなおして、カンタムエンジニアでもサウンドファンクションを
操作できるようになりました。


必須の機能でもないのに、やたらと時間をかけてしまいましたが……
うまくいったので良しとしますか。