磐越東線が開業した今日は、22年前に運転を開始した、わたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車について紹介させていただきます。
磐越東線は、1917年10月10日に小川郷駅~小野新町駅間が延伸開業し全線開通となりました。
(写真は磐越西線で代用)
磐越東線(ばんえつとうせん)は、福島県いわき市のいわき駅から郡山市の郡山駅を結ぶ16駅85.6kmの路線です。

ではトロッコわたらせ渓谷号を紹介させていただきます。

【わたらせ渓谷号】
1998年10月10日に、わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線で、トロッコ列車「トロッコわたらせ渓谷号」の運転が開始しました。
「わ鐵」の愛称で親しまれている「わたらせ渓谷鐵道」は、群馬県桐生市の桐生駅と栃木県日光市の間藤駅を結ぶ44.1km17駅(うち12駅が無人駅)の路線で、足尾銅山跡など数々の観光地へのアクセスとして、風光明媚な渓谷の自然を満喫できる観光列車「わたらせ渓谷号」や「トロッコわっしー号」が大人気、東武鉄道の特急「りょうもう」を利用すれば、浅草駅から1本でアクセス可能です。
浅草駅から相老駅まで特急りょうもう号で約2時間、わたらせ渓谷線に乗り換え大間々駅へ
JR両毛線 桐生駅からもアクセス可能
注意SuicaやPASMOなどの交通系ICカードは利用不可です
桐生駅~間藤駅間が一日中乗り放題の「わたらせ渓谷一日フリーきっぷ」(大人1,880円 / 小児(小学生)940円)も発売中、トロッコ列車整理券は大人520円 / 子供260円です。

注意桐生・相老・大間々・通洞・足尾の各駅、JTB各支店、東武トップツアーズ各支店、日本旅行各支店、近畿日本ツーリスト各支店で販売

「トロッコわたらせ渓谷号」・「トロッコわっしー号」をご利用の場合は、別途トロッコ整理券が必要です。
関東の耶馬渓と讃えられる「高津戸峡」や梅沢富美男さんが初舞台を踏まれた「ながめ余興場」などがある「大間々駅」から足尾銅山で有名な「足尾駅」まで、トロッコ列車「トロッコわたらせ渓谷号」の運転を行っています。
紅葉に染まる高津戸峡も見てみたいですね
ながめ余興場
イベントが無い日は舞台や楽屋など見学でき、花道を歩く事もできます(注意要確認)
4月から11月に群馬県の大間々駅~足尾駅間で運転されるトロッコ列車「トロッコわたらせ渓谷号」は、窓ガラスがないオープンタイプの列車で、心地よい風を受けながら渡良瀬渓谷の自然と景色を楽しむ事ができ、トロッコ車両の天井に取り付けられた約12,000球のイルミネーションが神戸駅~沢入駅間の草木トンネル内で光ります。
「トロッコわたらせ渓谷号」「サロン・ド・わたらせ」を牽引するディーゼル機関車は、JR東日本から1998年に購入したDE10-1537号機と2000年に購入した1678号機が担当、DE10-1537号機は「トロッコわたらせ渓谷号」とイメージを合わせた塗装に変更されましたが、1678号機はJR時代のままの塗装です。
注意犬の散歩で通る方がいたのでDE10そばからの敷地から撮影させていただきました
「トロッコわたらせ渓谷号」に使用される人気の客車は、両端の5010号・5080号はJR東日本から購入したスハフ12形、中間の5020号・5070号は京王電鉄から購入した5000系中間車を改造してトロッコ風車両にした異色の車両です。
京王線で活躍した元5000系、5020号は「かわせみ」、5070号には「やませみ」の愛称がついています。
京王5000系(上写真左)
「トロッコわたらせ渓谷号」のみでは桜・紅葉シーズンになると連日満席で、トロッコ列車の増発を必要としていたため、自走式のトロッコ気動車WKT-550形 (551)を導入、2012年4月1日 トロッコ列車「トロッコわっしー号」の運転が開始しました。
紅葉に染まる上州路&日光路をのんびりトロッコ列車で満喫されてみてはいかがでしょうかもみじ

列車の撮影をされる方は、線路内立ち入りや路駐・不法侵入など「わたらせ渓谷鐵道」さんをはじめ周辺の方々へ迷惑かけないようご配慮をお願いいたします。キセルもやめて下さい。

今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

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