大井川鐵道の電気機関車 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 蒸気機関車の動態保存活動の草分けとして知られる大井川鐵道。SL急行「かわね路」やトーマス号は観光列車として大人気だ。しかし、老兵のSLをお守りする苦労も多いようで、今夏も整備のために運休していたが、今月から復活したそうだ。
 SL急行の運休時にしばしば代走するのがEL急行。補機として裏方を支えてきたELが主役になろうとしている。旧型のELも今や貴重な存在になったし、大井川の場合は、牽引される客車も稀少なものだから、これからさらに人気が高まるのではないか。ただし、古い車両のメンテナンスの大変さはELも同じだから、関係者の皆さんはご苦労が多いと思う。

 大井川鐵道のEL陣には新顔も登場している。西武鉄道からやってきたE31形(写真は西武時代)だ。同社では、他社からの譲渡車をオリジナル塗装のまま使うことが多いので、大井川本線に華やかな彩りが加わった。
 EL牽引の客車列車は秩父鉄道でも運転されているし、東武鉄道ではDL牽引の観光列車も始まった。昭和では日常だったものが、今や貴重な光景となったのが何だか不思議な気がする。