(関東鉄道) 普通入場券 竜ヶ崎駅 料金120円 駅名・料金印刷券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和63年の辰年の際に、干支に因んで竜ヶ崎駅で駅名、料金とも印刷された券が発売されました。

 

 

発売開始当初は希望すれば「竜」のイラストのゴム印を押印して戴けたようです。

 

 

 

 

 

表面の駅名が印刷となりましたので、裏面の発行箇所も印刷となっています。

 

 

関東鉄道では、国鉄の出改札業務を受託しておりました下館駅南口で、駅名のみ印刷され料金は記入式となる普通入場券が通常発売されていた時期がありますが、駅名、料金とも印刷された通常発売の普通入場券は、関東鉄道では竜ヶ崎駅のこの券が初登場となりました。

 

 

 

 

 

干支に因んだ記念とは言え、駅名、料金とも印刷された通常発売の普通入場券の登場に、当時は大変喜んだのですが・・・

 

この普通入場券は昭和63年から発売されたのですが、平成10年頃から「日本交通印刷」調製の普通入場券が出始め、発売開始から12年が経って、干支が一周回って再び辰年となった平成12年になっても売り切れず、いったい何枚印刷したんだろう・・・と思うようになりました。

 

干支が一周してから、さらに6年が経った平成18年でもまだ発売が続いています。

 

 

 

券番は4000番を越え、調製されてから18年以上が経過し、券も変色が目立つようになりました。

 

こんなに長期間の発売になるとは最初は全く思いもしなかったのですが、関東鉄道の普通入場料金はでは昭和61年8月8日に110円から120円に改訂されて以来、平成1年4月1日に消費税3%が導入されても、平成9年4月1日に税率が5%に引き上げられても、長期間120円に据え置かれたままでしたので、変更印が押印される事はありませんでした。