9月10日(木)
帯広からバスを乗り継ぎ、日高本線の終点、様似駅に到着しました。
日高本線は苫小牧から様似までを結ぶ全長150キロほどの路線ですが、2015年に高波による被害を受け、鵡川以遠の100キロを超える区間が運休、バス代行となっています。
しかし、鉄路が復旧することはなく、廃止が決定的となってしまいました。
様似(12:45)~日高本線代行バス~静内(14:39)
様似発の静内行き。
代行バスは静内で系統分離されています。
駅前にバスが到着。
ドアが駅舎と反対側を向く向きにバスが付けられます。
この便はジェイ・アール北海道バスが運行。
基本的には国道上、駅前まで近づける場合は駅近くに乗降場が設けられています。
路線バスの停留所と同じ場所にあることも多いです。
鵜苫~日高幌別間で線路をくぐり、線路と並走するようになります。
雨脚が強まってきました。
浦河駅手前でまた線路をくぐり、浦河駅に到着。
浦河駅近くの浦河町役場前に停留所があります。
線路と離れて海沿いを走ります。
しばし国道から離れて線路に近い道路を走っていきます。
蓬栄駅は駅の真横を通過。
何か所か踏切を渡る場所がありますが、ずっと列車が走っていないので草ボーボーです。
遮断桿も抜かれています。
日高三石駅で一人下車。
日高東別駅は駅前と転回場まで大きく迂回しました。
春立駅で一人下車し、静内駅に到着。
(9232列車)
この便は静内駅での接続が無く、1時間半近く待ちます。
静内駅もきっぷうりばは営業していて、大き目の駅舎です。
中の売店や立ち食いそば屋なども営業しています。
静内(16:08)~日高本線代行バス~鵡川(17:39)
次の便もジェイ・アール北海道バスによる運行。
高校生が多いです。
新冠駅。
雑草まみれの線路。
日高地方はサラブレッドの産地ということで、沿線の至る所で馬が見られます。
写真には撮れませんでしたが、厚賀~大狩部間では路盤が流出し、線路が宙づりになったままの場所がありました。
清畠駅。
豊郷~清畠間の鉄橋は流されたのか、外されたのか、線路が完全になくなっていました。
立派な駅舎の日高門別駅。
沙流川(さるがわ)。
一瞬車窓から富川駅がちらっと見えますが、駅前に行くためにこの後大きく迂回。
鵡川駅一つ手前の汐見駅のみ通過し、終点に到着。
(2236列車)
10分の接続で苫小牧方面へ。
鵡川(17:49)~日高本線~苫小牧(18:19)
ここから本日初の列車です。
日高本線色の350番台とJR北海道色の1700番台による2両編成。
わずか30分で苫小牧駅に到着。
(キハ40-355+1703 2236D)
日高本線から札幌方面への接続が悪く、1時間近く待ちます。
苫小牧(19:07)~千歳線~札幌
ここから乗車するのは「特急すずらん11号」。
今や残り2編成となってしまった785系が来てくれました。
そして乗るのは4号車指定席uシート。
785系は登場から30年を迎える古参の特急車両ですが、uシート車は後年登場した車両であり、非常に静かで空調の音すらうるさく感じてしまうほどでした。
先行列車の遅れもあり、少し遅れて走行。
札幌駅手前では新幹線工事に伴い、徐行運転。
新幹線の札幌開業までまだまだ先ですが、もうすでに工事が着々と進んでいることを感じます。
(785系NE501編成 1011M)
明日はいよいよ北海道を離れます。
ご覧いただきありがとうございました。