大垣駅へ戻り、養老鉄道の駅巡りスタート。

 

 

時刻表はこんな感じ。毎時3本の時間帯もあれば1本の時間帯もあります。臨機応変でフレキシブルといえば聞こえはいいかもしれませんが、ふらっと訪問して乗ってみようとする私などにはなかなか不便ではあります。

それとこのデザイン。やはり縦書きの時刻表は、見慣れていないこともあり視認性はよろしくないかと・・・

 

 

養老鉄道元近鉄養老線が2007年(平成19年)に移管されたもので、時刻表は近鉄の名残なのでしょうか。

 

とにかく路線長57.5kmにも及ぶ養老鉄道を、数年ぶりに全線乗ってみることにします。

 

 

大垣城を模した駅名標。近鉄であれば決してこんなデザインにはしなかったでしょう。観光にも活路を見出す決意のようなものが感じられ、私はこうした取り組み、嫌いではありません。

 

 

大垣発13時25分の揖斐行きに乗車。見ると『サイクルトレイン』の表示が。ここ数年、特に地方のローカル私鉄に増えてきた、自転車をそのまま持ち込める列車です。私はまだ一度も利用したことはありませんが、最近通勤にも使用し、自転車の魅力に目覚めつつある身としては、ぜひ利用してみたいなと思ってはいます。

 

まずは13時43分着の北池野駅にて下車します。大垣駅発車時点では、2両編成の各車内に15名ずつは乗車しており、意外に乗客が多いなというのが正直な印象です。ただここで1つ気になる点が。下車時にどの駅もきっぷのチェックを全くしていないようでした。これでは無人駅が多いこの路線、キセルし放題なのでは?と余計な心配をせずにはいられません。ま、恐らく何も対策などをしていない、なんてことはないとは思いますが・・・ 余計なお世話でしょうか。

 

 

 

ここからは1駅隣の美濃本郷駅まで歩いて向かいます。もちろん両駅とも特に駅周辺に用事があったわけではありません。『訪問すること』それ自体が目的なのです。理解されない私の旅を続けます。

 

しばらくすると雨が降ってきました。旅において雨は天敵。ですが自然が相手ではなす術がありません。折りたたみ傘を取り出し美濃本郷駅を目指します。

 

15分ほどで無事到着し、今度は14時26分発の列車に乗り終点揖斐駅へ向かいます。

 

 

 

ここまで来ると車内はだいぶ空いており、数名の乗客を乗せた列車は14時29分、終点揖斐駅に到着です。

 

 

ここでは鮎をデザインした駅名標。『全駅』にこうした駅名標はないのが、逆に好感が持てます。なんて私に褒められても全く嬉しくないでしょうが。

 

 

雨に煙る木造駅舎。いい雰囲気です。

 

 

 

岐阜県揖斐郡揖斐川町の玄関口にあたる駅。少ないながらもロータリーには送り迎えのクルマが出入りしています。家族のためとはいえ毎日の送り迎え、独身の私としては本当に頭が下がる思いです。2001年(平成13年)までは揖斐川対岸に名鉄揖斐線本揖斐駅があり、そこが町の中心駅でしたが、現在はここ揖斐駅がその役目も果たしているようです。

 

折り返し14時35分発の列車に乗り、大垣方面へ戻ることにします。