(関東鉄道) 普通入場券 竜ヶ崎駅 料金100円~120円 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

関東鉄道では昭和56年4月27日に運賃改訂が実施され、大人の普通入場料金は80円から100円に改訂されました。

 

昭和57年4月9日に発行されました、竜ヶ崎駅の普通入場券です。

 

 

料金記入欄の「円」が印刷となりました。

 

関東鉄道の普通入場券はこの様式で安定し、その後は印刷ロットによって料金記入欄が位置が左右に移動するなどの微妙な差異は見られますが、料金110円時代を経て、料金120円時代の平成10年頃に「井口印刷」が乗車券類の調製から撤退するまで、同じ様式が続きますので、まとめてご紹介いたします。

 

 

 

 

 

昭和58年8月4日に大人の普通入場料金が100円から110円に改訂されました。

 

 

 

この券は券番が0009と1ケタ台の券番で、当時の関東鉄道では料金改訂で券番が0001にリセットされるので無く、印刷を発注したロットごとに券番がリセットされるものと思われ、連番の同じ券を各駅に割り振るため、何処の駅で0001が出るのかは部外者には予測出来ず、当時は1ケタ台の券番の普通入場券を狙って購入する事は困難で、この券は偶然に購入出来たものです。

 

 

 

 

 

昭和61年8月8日に大人の普通入場料金が110円から120円に改訂されました。

 

 

この券は「料金」の「料」と、「円」の文字の位置が、アンダーラインから外れてしまっています。

 

この頃になりますと普通入場券を記念目的や収集目的で購入する例が多くなったためなのかどうか、以前のように、次の料金改訂までに変更印押印の券を払い切れないような事は殆ど無くなったようで、常総線の小規模な駅であっても料金100円の券、料金110円の券、料金120円の券ともに発売されているように思われます。