おはようございます。
東急東横線や東急田園都市線を利用しているとよく聞く路線名があると思います。それが「みなとみらい線」と「こどもの国線」の2路線。
「みなとみらい線」は横浜から元町・中華街にかけて、「こどもの国線」は東急田園都市線の長津田からこどもの国までの路線となっています。よく聞く名前かとは思いますがいまいちどこの会社なのかというのがわかりづらい2路線なのかなと思います。というわけで今回はその2路線を簡単に解説していきます。
◆「横浜高速鉄道」という別会社◆
先にあげた2つの路線はともに「横浜高速鉄道」という会社がかかわっています。「横浜高速鉄道」は横浜市や神奈川県が主な出資しているいわゆる第三セクターになっており、21世紀に向けて開発が進んだ横浜の港湾地区いわゆる「みなとみらい21」へのアクセスをよくするために作られた会社でその会社が運営する路線が「みなとみらい線」です。
皆さんご存知の通り横浜~元町・中華街間の路線ですが渋谷~横浜間の東急東横線と同じ路線かのように運行されており、始発と終電を除きすべての電車が東横線とのスルー運転になっています。ちなみに乗務員も東急の乗務員が乗り通しています。
また同時に横浜市青葉区にある一種のテーマパークの「こどもの国」へのアクセスとなっているこどもの国線の施設も所有しています。こちらは2000年ごろからこどもの国へのアクセス専用路線から東急の長津田車両工場などがある恩田駅を開業させ通勤路線化させたタイミングで施設や車両などを保有するようになりました。
ただしここで2つの路線で違ってくるのが運営方法になります。
まず「みなとみらい線」の方ですが、こちらは横浜高速鉄道が「第一種鉄道事業者」として線路や車両などの保有と運行運営を担っています。(乗務員に関しては東急に委託という形になっているはずなのでそこがややこしいのですが)
そのために渋谷から横浜までは東急の運賃形態で計算されますが横浜から元町・中華街にかけては横浜高速鉄道の運賃形態となり、連絡運輸が決められているとはいえ横浜から急に運賃が跳ね上がります。(どうしても第三セクターということで高い運賃になってしまうんですよね…)
また東横線に乗っていればわかる通りみなとみらい線の車両というものもありますね。青色のY500というものです。これも横浜高速が所有しているものです。ただこれも整備などすべて東急委託で運用も東急車と共通なのでこれまたややこしいこと…
こどもの国線については横浜高速鉄道が「第三種鉄道事業者」となっており、業務委託という形ではなく運営はすべて東急が行っているというものになります。みなとみらい線は委託しているという形ですが、こちらは運転業務など委託されているわけでなく東急が主体となってしているというものです。
運賃はこどもの国線が特別運賃なのであたかも別会社のような感じですがおそらく東急として運賃は徴収されているはずです。(違ってたらごめんなさい)
一番の違いはなんといってもフリー切符であると思います。東急の全線乗り放題切符である「東急ワンデーオープンチケット」、この切符は東急全線乗り放題なわけですが、こどもの国線は東急が運営主体枝るためもちろんこの切符で乗車できます。
しかしながらみなとみらい線は全くの別会社という扱いなので乗れません。横浜から先へ行く場合は別途運賃を払う必要があります。ここが非常にややこしいことではないかと思います。
私もみなとみらい線が別会社であるという認識はありましたが、こどもの国線の立ち位置がいまいちわかっていませんでした。非常にややこしい存在ですが東急の切符で乗れるこどもの国線ですのでぜひ立ち寄ってみてください。
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