(関東鉄道) 普通入場券 竜ヶ崎駅 料金80 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和53年4月15日に実施されました運賃改訂で、関東鉄道の大人の普通入場料金は60円から80円に改訂されました。

 

昭和55年2月2日に発行されました、竜ヶ崎駅の普通入場券です。

 

 

鹿島参宮鉄道時代から、普通入場券は駅名は記入式であっても料金は印刷されていたのですが、この券から料金も記入式に変わり、この券は料金の「80」が記入漏れとなっておりますが、「60円」の券までは料金が印刷されておりましたので、以前の券と同じように駅名のみを記入して発売してしまったものと推察され、他の駅でも料金が記入漏れとなっている例が散見されます。

 

この券は料金記入欄に「円」の記載が漏れておりますが、昭和54年4月1日に筑波線が「筑波鉄道」、鉾田線が「鹿島鉄道」に分社化された際の新社名券には、最初から「円」の記載がありますので、料金が記入式となった初期に調製された(関東鉄道)表記の券のみ、「円」の記載が漏れているものと思われます。