新潟旅行記Ⅱ・日本海と新潟市内散策

f:id:sampit77:20200919204826j:image新潟旅行2日目。新潟市内を散策します。

前回の記事はこちら

新潟旅行記・バスセンターと朱鷺メッセと燕市内をめぐる - 旅の記憶sampit.hatenablog.com

古町という繁華街の「人参」というゲストハウスに泊まりました。古い店舗付き住宅をリノベーションしたお宿でした。f:id:sampit77:20200921223833j:image
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f:id:sampit77:20200921223811j:image渋墨塗りの柱と白壁が美しいお宿でした。ドミトリータイプなのに寝床は障子で仕切られていてとても落ち着く空間、オープンスペースも穏やかで柿の種と風味爽快にしてを嗜み、素敵な時間を過ごせました。

 

この日は前日と打って変わって清々しい快晴でした。散策を始めます。まずは海を目指します。f:id:sampit77:20200921225125j:image
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f:id:sampit77:20200921225139j:imageお宿のある通りも、その隣の西堀通りも古い家屋が多く、商都としての歴史を感じます。

 

西堀通りから海の近くまで新潟交通の路線バスに乗ります。f:id:sampit77:20200921230339j:imageバスの注意書きがレトロで可愛らしいです。
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f:id:sampit77:20200921230325j:image天気も良く、そして緑も多い。東堀通り13という交差点の近くでバスを降り、海まで歩いて行きます。

新潟市の海沿いはずっと興味がありました。新潟は砂丘の街で、海岸に近づくにつれ砂の山によって標高が上がるという面白い話をブラタモリで知ったからです。

実際に歩いてみます。f:id:sampit77:20200922215001j:image
f:id:sampit77:20200922214950j:image確かに海に向かうと登り坂です。普通、海に向かうと地形的には下りますが、当たり前のように登り坂が続いているのが不思議な光景です。日和山展望台という所に辿り着きました。
f:id:sampit77:20200922214957j:image海じゃない方を眺めるとこんな感じでした。遠くに朱鷺メッセを仰ぎます。中心部に向かって下り坂で、砂丘の上にいることを実感します。それでは、日本海の方に下ってみます。降るというよりは急峻な崖を駆け下りるというような印象でした。砂丘と言えどももはや山です。f:id:sampit77:20200924013806j:image濃いブルーが美しいです。
f:id:sampit77:20200924013816j:image遠くに佐渡島を眺めます。佐渡島まで足を伸ばしてみたかったのですが、調べると想像以上に遠く、そして広大だったので、またの機会とします。待ってろ金山…
f:id:sampit77:20200924013820j:image砂浜には小さな花が咲いてました。
f:id:sampit77:20200924013812j:image日本海は荒れたイメージでしたが、美しい海でした。
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f:id:sampit77:20200924013809j:image用途は分かりませんが、沖の方まで行くことができる道がありました。先端はなかなかの荒々しさ。伯方の塩のコマーシャルのような写真が撮れました。

日本海を眺めた後は再び新潟交通のバスで、街の中心部に戻ります。地下街である「西堀ローサ」へ。

f:id:sampit77:20200925083515j:imageうら寂しさを感じますが、天井や柱の装飾は手が込んでいて、何か旧共産圏の地下鉄の駅みたいです。
f:id:sampit77:20200925083518j:image市街地を歩きます。
f:id:sampit77:20200925083440j:image人情横丁〜趣味と店の名店散歩路〜 なんて素敵な誘い文句なのでしょう…

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f:id:sampit77:20200925083511j:imageアーケードを歩きます。アーケードの中ですが、お店は風情のある商店街のよう。小さな市場もありました。
f:id:sampit77:20200925083522j:image中心部を一通り散策したので、駅の方に歩くことにします。早いものですが、夜から友達と明大前で飲むことになっていたので、後ろ髪をひかれつつ歩を進めます。

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萬代橋信濃川を渡ります。天気が良くて、湿度が低くてとても歩きやすいです。最後のお昼は新潟名物をと思い、イタリアンとタレかつ丼で悩みましたが、タレかつ丼の有名なお店が駅近くにあったのでそちらをチョイス。イタリアンはみかづきというお店とフレンドというお店があるらしく、知り合いの新潟の方からフレンドを絶賛されているので今度新潟を訪れた際にまず食してみようと思います。

f:id:sampit77:20201004224638j:plainぐりるかんだというお店でタレかつ丼をいただきます。店内は昭和な感じでとても落ち着きます。かつが揚げられている匂いで入った瞬間から幸せに。会社の近くにこんなお店があったらな。

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甘辛いタレがしみしみのかつがこの上なく美味しいです。新潟の人は美味しいごはんのお供を見つける才能に長けているのでしょうか…タレかつ丼は幸せの味でした。

 

さて、新潟駅へ。笹団子を自分用のおみやげに買い込み電車に乗ります。売店で笹団子キャラメルというものも買って食べてみたのですが、これはちょっと…草の味がしましたので、本物の笹団子を東京でゆっくり味わおうと思います。

f:id:sampit77:20201004230111j:plain電車に乗り込みます。

f:id:sampit77:20201004230149j:plain東京に帰るにあたって、できるだけ安く帰ろうという事で新幹線は長岡と高崎間だけにしてみました。特急券で2,000円ほどお安くなっています。ローカル線で揺られるのも景色を見られて楽しいですしね。

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越後平野をひた走ります。美しい田園風景。これぞ日本というような景色が広がります。

そして電車が新津駅に到着すると当たり前のようで驚くべき事態が起こりました。

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一見、当たり前のように見てしまったのですが、向い側のホームに山手線の新型車両が。ここは新潟。しかもこの時期はまだ山手線はこの新型車両が入り始めたくらいだった気がします。

新津はJ-Trec総合車両製作所があるのでした。ここで新しい車両たちが沢山作られているのですね。そしたらこの山手線の車両たちも野を越え山を越え東京まで来るのでしょうか。越後湯沢から水上の間の越後線の山越えをするのでしょうか…

 

新津から一時間ほどで長岡駅へ。突然思い立った新潟旅行もこれにておしまいです。もっと考えて調べていったら上手に周れたなと思いもしますが、一泊二日でこれだけ美味しいものを食べて楽しめたらいいのかなと思いました。

次は長岡にも降りてみたいものです。

f:id:sampit77:20201004235319j:plainホーム越しに長岡の街並みを眺めます。

f:id:sampit77:20201004235459j:plain一時間ほどで高崎へ。だるまとぐんまちゃんがお出迎えしてくれました。在来線ホームに行って高崎線に乗り込むと一瞬にして旅行している気分はなくなりました。これにて新潟旅行は終了です。

 

まだまだ広い新潟、こんどはまた別の地域を巡ってみたいと思います。

おしまい。