いつも当ブログを御贔屓いただきまして、誠にありがとうございます。
この記事はあまりにも個人的な内容すぎたため、文書を大幅にカットさせて頂きました。
本当は削除を予定していましたが、スターなども多数頂戴したこともあり、写真と最後に申し上げたかったことのエッセンスが詰まった引用部分だけを残させて頂きました。
悪しからず、お許しの程、お願いを申し上げます。
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この記事で私のお伝えしたかったことを、ほぼ表現している中島らもさんの「僕に踏まれた町と 僕が踏まれた町」の中の一節のご紹介をもって筆を置かせていただきたいと思います。
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あれから十八年が過ぎて、僕たちはちょうど彼が亡くなった歳の倍の年月を生きたことになる。かつてのロック少年たちも今では、喫茶店のおしぼりで耳の穴をふいたりするような「おっさん」になった。そうした軌跡は、かっこうの悪いこと、みっともないことの連続で、それに比べて十八で死んでしまった彼のイメージは、いつまでも十八のすがすがしい少年のままである。自分だけがすっぽり夭折するとはずるいやつだ、と僕は思う。
薄汚れたこの世界に住み暮らして、年々薄汚れていく身としては、先に死んでしまった人間から嘲笑されているような気になることもある。
ただ、こうして生きてみるとわかるのだが、めったにはない、何十年に一回くらいしかないかもしれないが、『生きていてよかった』と思う夜がある。
一度でもそういうことがあれば、その思いがあれば、あとはゴミグズみたいな日々であっても生きていける。
だから『あいつも生きてりゃよかったのに』と思う。
生きていてバカをやって、アル中になって、醜く老いていって、それでも『まんざらでもない』瞬間を額に入れてどきどき眺めたりして、そうやって生きていればよかったのに、と思う。
あんまりあわてるから損をするんだ、わかったか、とそう思うのだ。
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