Kさん撮影:2012.9.30 吾妻線 (旧)川原湯温泉駅 | D51338の ほぼ蒸機ブログ “NO STEAM, NO LIFE!”

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物心がついた時から蒸気機関車が好き。
1970年代に撮った写真はプリントでわずかに残るのみ(泣)
今は関東近県の復活蒸機を撮影するのが楽しみ。
そんな写真を載せたいと思います。
D51338は故郷、飛騨高山にいたカマです。

Kさんseriesがつづきます。2012年9月30日、D51/C61高崎駅同時発車のあとのJR吾妻線です。 代理投稿by D51338

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Kです。本日は8年前の9月30日、高崎駅D51/C61同時発車の撮影の後で訪れた、吾妻線の川原湯温泉駅の写真です。

 

川原湯温泉駅は、八ッ場(やんば)ダムの建設により湖底に沈む位置にあったため、新線の建設と移設工事が行われ2014年10月に新駅に切り替えられています。

 

2012年一杯はまだ民主党政権下で八ッ場ダムの建設中止を掲げていたため、川原湯の温泉街や駅のあたりはこの先いったいどうなってしまうのだろうと思いつつ、ダム湖に沈んでしまうかもしれない駅を一度見に行ってみることにしました。

 

① 川原湯温泉駅にて。115系の上り渋川方面への普通電車です。駅の移転が予定されていたためか、古い木造駅舎がそのまま残されていました。

② 跨線橋を渡り、駅舎のひさしの下へ。

金属の改札ラッチと、紺色の地に白で書かれた「出口」の看板がいい味を出しています。

上りホーム上の待合室も古くてしっかりした造りのようです。

③ 「大前方面」の看板の横には、アサガオが元気につるを伸ばし、秋も深まっていくなか看板と同じ青色の花を咲かせていました。

④ 駅前に出て、駅舎の入り口とバス停標識の並びです。

瓦屋根が波打っていますが、古い駅舎の建物ではよくあることです。

⑤ 駅舎の全景です。

古い木造駅舎を押しつぶすかのように、巨大なコンクリートの橋脚が2本。

ダム建設続行か中止かで揺れ動く中でも、川原湯温泉の移転先と国道とをつなぐ、ダム湖を渡る橋の建設は着々と進められていました。

⑥ 駅の跨線橋から駅舎と巨大橋脚を見てみます。

コンクリート橋脚上部に築かれた工事用の足場のすぐ下のあたり、文字通り見上げるような高さのところに、ダムの満水時の水面位置を示す線がひかれていました。周囲を山に囲まれ、広がった谷間の地形はダム湖に絶好なのでしょう。

⑦ 渋川方面から「リゾートやまどり」の入線です。

この駅の下流側は上流とは真逆に狭い峡谷になっていて、かつて吾妻線にあった「日本で一番短いトンネル」の少し上流の位置にダム堰堤を建設すると、効率よく水をせきとめ巨大ダム湖ができあがります。

その後実際その通りにダムが建設され、昨年秋の台風のとき一夜にしてダム湖が満水になり、完成後早速その威力を発揮したのは記憶に新しいところです。

⑧ 跨線橋の上から、万座・鹿沢口方面から折り返してきた185系あまぎ色の「特急草津」が入線してくるところです。

⑨ 駅上りホームから、185系あまぎ色の発車です。

動画の方もご覧ください。 https://youtu.be/7RFQ2TYALyY

⑩ 下り特急草津、185系のリニューアル色です。

⑪ 最後に115系4両編成下り普通電車の入線と、

⑫ 115系どうしの列車交換シーンです。跨線橋の後ろの巨大橋脚がなければ、実に長閑なローカル線の風景なのですが。

 

この後は「リゾートやまどり」で運行されていた「特急リゾート草津」に乗車し、上野方面へと戻りました。

リゾートやまどりの座席のシートピッチはかなり広く、比較的背の高い私でも「そこまで間隔あけなくても」と思うほどでした。

次回はこの3年後の2015年10月4日に撮影した、高崎駅でのD51/C61同時発車の写真をご覧に入れます。