新快速50周年 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 関西圏を便利に結ぶアーバンネットワークの主役、JR西日本(当時は国鉄だが)の「新快速」が運転を開始したのは、大阪万博輸送が一段落した1970年10月1日だった。と言うことで、本日は50周年という記念すべき日だ。
 113系で運転を開始した新快速だが、そのイメージを決定づけたのは専用色に塗られた153系「ブルーライナー」ではないだろうか。その韋駄天ぶりは、当時、中学生だった東京の鉄道少年たちをも魅了した。
 全力疾走した153系は、京都駅~大阪駅をノンストップの29分で結び、特急列車より速いという伝説を残した。これは当時の新快速が複々線の線路の緩行線(確か電車線と呼ばれていたと思う)を走っており、急行線(こちらは列車線と呼ばれていた)を走る特急列車を追い抜くダイヤが一部にあったためだ。
 実車に乗ることが出来ない東京の鉄道少年は、せめて模型を入手出来ないかと切望した。模型化第一号はたぶん鉄道模型社で、実車とは異なるが165系をブルーライナー色に塗った製品が水道橋の店に飾られていた。以前にもネタにしているが、少年の小遣いではテツモ製品に手が届かず、我が家にはだいぶ後に発売されたエンドウ製品(写真)が在籍している。近年、プラ製品でも発売されているのはご存じの通り。
 私鉄との競合が激しい新快速には、次々と新車が導入されていく。

 153系に代わって国鉄末期に導入された117系は、185系とほぼ同等の設備をもつ高級仕様。関東の185系は特急料金を必要としたから、えらい差別だ。
 国鉄の分割民営化で発足したJR西日本は、明快なデザインとカラーリングの221系を投入。最高速度も120キロにアップした。
 さらに223系では、通勤電車初の130キロ運転を実現。京都駅~大阪駅間では、高槻駅と新大阪駅の二駅に停車しても153系時代より到達時分を短縮しているから凄い。
 上の写真は以前にも紹介しているが、四世代の新快速電車を模型で並べて記念撮影。

 現在の最新形は225系。車内にはグッドデザイン賞のプレートが輝いている。
 個人的にはイマイチ好きになれないデザインだが、高速走行時の安定感が増して乗り心地は良くなっていると思う。