KATO製の113系は旧製品ながら、湘南色と横須賀色で各15両編成を組成できるだけの両数を所有しています。長寿製品でしたが、昨年末に待望のリニューアル製品が登場しました。

 

旧製品だけで、基本編成11両+増結編成4両の15両編成にすると、中間でクハ111が向き合う際に、なんとも悩ましいことがあります。

KATO製の113系旧製品のクハ111-2000/2100番台ですが、左側2両が初期に近いロットの製品、右側2両が末期の製品です。末期製品では、ヘッドライト/テールライト/タイフォンが別パーツとなって内側から嵌め込まれ、見映えが向上しています。

 

何れも前面にはダミーカプラーが装着されており、前部台車にはカプラーポケットが付いておらず、このままでは他車両を連結することが出来ません。

 

連結するためには、スカートが嵌め込まれたダミーカプラーを外してから、前部台車を別売のTR201カプラー長(品番11-030)に交換することで、漸く連結が可能となります。取り外したスカートは、台車のカプラーポケットに改めて嵌め直すことで復元されます。

 

連結可能となった右側の車両では、カーブ区間に掛かると台車の動きに合わせて、スカートまで首を振ってしまい、ちょっと見っともないので、この1両にしか施工していません。113系旧製品に限らず、当時の115系・117系・153系・165系・457系等の旧製品は、同じ構成の仕様でした。

 

これで、113系旧製品の末期に発売されたクモユニ74(品番4864-1)も連結することが出来ます。

 

クハ111に装着したKATOカプラー密連Aのジャンパ線や保持枠を切り落としておけば、見映えは多少なりとも改善しますが、曲線区間では尻尾を現わしてしまいます。

 

その後に発売された111系非冷房セット(品番10-893/894/895)のクハ111-0/300番台(右側)では、最初から連結可能な仕様となっていました。

 

111系付属編成4両セットを連結して15両編成も楽しむことが出来ます。

 

クハ111-0番台では、現行仕様となっているボディマウントの密連カプラーが装着されています。

 

クハ111-0番台用のクハ111前面用カプラー(品番4871-1C3)も、ASSYパーツとして発売されていましたので、これを113系旧製品にも装着しようと買い揃えました。なかなか着手出来ずにいる内に、昨年末に発売された113系リニューアル製品では、カプラーが電連を模したフックが付いていない本来の密連形状をした改良品に変わってしまいました。

 

こんな経緯もあって、113系リニューアル製品は購入していなかったのですが、某通販サイトで9月末日までの決算セール期間に、113系リニューアル製品が半額程度の価格で販売されており、迷いに迷った末に購入しました。さてさて、111系・113系のカプラー統一はどのようにしたものでしょうか。

 

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