コチラこそ、ありがとうございました!

 

JR北海道の鉄道旅行需要喚起策として7月17日(使用開始は7月23日)より発売されていた乗り放題乗車券『HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス』の発売が9月29日の営業時間中を以て終了しました。

 

当初の予定では来年の1月25日までの発売だったので、それよりも約4か月前に終了しましたが、好調な販売だったため低価格を実現するための北海道の補助金の予算を早く使い果たした事になります。

 

道民の私もこのパスの恩恵にあずかる事ができ、道外遠征を自粛しているので(強いて言えば一度だけ「少し」道内からハミ出した事がある)せめて道内だけでも…という一心で期間中は何度も購入して(「お前が買いまくってるから早く発売終了になったんだ!」なんて野暮な事は言わないで頂きたい)、北海道内の乗り鉄を大いに楽しませて頂いたと共に『北の大地の入場券』収集旅にも活用する事ができました。

こんなコスパに優れた商品を企画、販売してくださったJR北海道には感謝を申し上げたいです。

コロナ禍で大幅に落ち込んだ鉄道利用の需要喚起に効果があったのは事実で、特に本数の少ない道東・道北方面のローカル線では普段の休日以上に乗客が増え、特に9月の4連休には立ち客も出る程に混雑した列車もあった程です。このご時世なのであまり「密」になるのは好ましくないのですが…。

 

しかし、この6日間パスの発売終了後は観光としてもオフシーズンとなり、鉄道需要が再び減少となるのは避けられないと思うので、新たな集客策が注目されます。

 

発売最終日となった9月29日ですが、この日の営業時間中いっぱいなら購入可能という事で、私は市内の某駅で1ケ月後の10月29日~11月3日で有効の券を購入してきました。実際にその日から使用するかどうかはまだ決めていませんが、有効期間内で使用開始前なら1回だけ使用開始日を変更できるので、最大で12月3日~8日の有効期間にする事ができます。

 
 
 

ここで注意したいのが使用開始日の変更です。

変更は購入と同様に使用開始の1ヶ月前~前日までの間に済ませておく必要がありますが、発売期間中の場合なら原券の払い戻し処理を行った上で(※カード決済「C制」券の場合。無手数料。現金購入の場合は不要)、新しい有効期間の券を発券して変更済みを表す「乗変」スタンプを押していました。

 

 

しかし発売終了後は新たに発券する事が不可能になるため、原券に新しい有効期間を手書きで記載(訂正)した上で「乗変」スタンプを押して対応する事になります。そのため磁気券としては従来の有効期間そのままのデータなので、自動改札機の利用ができなくなり、有人改札を通る事になります。また、4回まで利用できる指定席も指定席券売機からの発券は不可能となり、みどりの窓口での対応となるので発券を依頼する際は時間に余裕を持ったほうが良いでしょう。

また、一度でも使用開始日を変更した場合は再度の変更は不可能となり、未使用なら払い戻す事は可能ですが(要手数料)新しい券は購入できないので変更する際は十分な注意が必要です。

 

私以外に、10月以降の乗り鉄のため『先物買い』で購入された方も少なからずいらっしゃる事と思います。お出掛けの際は、新型コロナウイルスを持ち込まない、持ち帰らないための感染予防対策をしっかりと行うようにしましょう。


※10月5日追記

「完売後は変更できないと駅員に言われた」旨のコメントを頂いたので、念のためJR北海道の駅の『盟主』札幌駅のみどりの窓口で改めて尋ねた処、発売終了後でも使用開始日の変更は可能という回答を頂きました。従って、本文に記述されている通りの対応で間違いありませんので、ここに紹介しておきます。