(山口線にSLが帰ってきた)
役目を終えた「迂回貨物」と入れ替わりに,山口線にSLが帰ってきました.
「西日本豪雨」こと平成30年7月豪雨の鉄道界への影響は意外なところにおよび,なんと,D51 200が広島運転所に閉じめられてたという,特異な事態となりました.
通常ですとDD51 1043牽引の代替列車(例)が運行されますが,1043号機は当時全検中,1179・1186号機は「迂回貨物」の予備としてうかつに使用することはできません.C57 1は当時「SL北びわこ号」で運用されていました.
DE10による試運転も行われていました[1]が,結局,2018年の夏休み期間に,35系4000番台客車が一切運用されなかったという事態となりました(他線区営業運転は現在でも実現していません).
9/29は式典が行われました.
ヘッドマークも「がんばろう!西日本」デザインとなり,いかにこの列車が待ち望まれていたかが窺い知れます.
この日も天気は良いとは言えず,その後,雨は強くなってきます.
動画(前日の分も含みます)
なお,筆者は2020年のある日,SLやまぐち号に湯田温泉→山口で乗車しました.
車内設備の利用は制限があり,乗車時間は3分.しかし,それでも列車が運行されて,鉄道の本来の姿を体験することができることは,実にありがたいことです.
[1]:https://railf.jp/news/2018/07/15/201000.html
※「金屋代文庫」の記事はこちら
※「【過去旅行記】2018/9 山陰貨物」掲載終了後は,この記事のテーマは「【利用・撮影】SLやまぐち号・山口線」になります.