今回は4連休と有給休暇を利用して3泊4日の東北地方の乗り潰し遠征を行った。
今回の乗り潰し対象は東日本大震災で被災し運休状態だった路線の乗り潰しである。
①JR山田線から鉄道として復旧し三陸鉄道に移管した区間(宮古~釜石)の乗り潰し。
➁常磐線の原発被災の影響により最後まで開通できなかった富岡~浪江までの区間の運転が再開され、全線乗車が可能となり未乗区間の区間の乗り潰し。(いわきから小高)。
番外編として
①鉄道廃止届がだされ鉄道としての復旧が見込めなくなった、沿岸部の大船渡線と気仙沼線のBRT区間の乗り潰し。
➁乗った記憶はあるが、記録が残っていなかった仙石東北ラインの仙石線~東北線の渡り線の乗り潰し。
以上を目的に遠征を行った。
9月17日(木)夕刻、半日の有給休暇を利用し遠征開始。
新札幌18時19分発の特急北斗22号で函館へと向かう。
夕方の帰宅時間となりホーム上にはそれなりに人がいる状況。
北斗22号のグリーン車に乗車し、これからの旅に備えて体力の温存を図った。
グリーン車の乗客は5名ほど。
終点の函館での下車客は3名と記憶している。
函館の宿に泊まり明日の早朝出発に備えた。
9月18日(金)
7時前の函館駅のコンコース。
新幹線に乗車するため函館から6時59分発の新幹線アクセス列車「はこだてライナー」で新函館北斗駅に向かう。
7時18分に新函館北斗に到着。
私の乗った車両(3両編成の真ん中)には5人しか乗っていなかったと記憶しているが新函館北斗駅に着くと先頭車両から20名ほど、後方車両から10名ほどが降車し30~40名の乗客を新幹線にアクセスさせたようだ。
函館駅は頭端式ホームであり、乗車時には一番改札口から遠い先頭車の乗客が多いのは、新函館北斗駅でも頭端式ホームに列車が到着し改札口が近くなる事を分かっている乗客が多いという事であり、一定程度の定期的な利用者がいるものと思われる。
新函館北斗7時38分発、東京行「はやぶさ14号」に乗車した。
疲労を軽減するためグリーン車を昨日に引き続き利用した。
乗客も少なく静かで快適なので、当初の目的を忘れてこのまま東京へ行きたい気も起きるが八戸で「はやぶさ14号」とはお別れ。
9時5分、八戸到着。
これから八戸線に乗り換えて太平洋側の海岸線をひたすら南下するルートである。
山田線を使って盛岡から宮古入りすることも考えたが、三陸鉄道を一気通貫したいので八戸線で久慈へ向かうルートを選定した。
八戸線の列車まで一時間ほどの接続待ちがあるので、改札を出ずにコンコ-ス内の待合室で小休止。
待合室から線路とホームが見え、「はやぶさ1号」を見ることが出来た。
乗車する10時07分発、久慈行433DはキハE130 500番台。
曇り空なのは残念だが、海側車窓を眺めて三陸の海岸線を感じながら、八戸駅で購入した駅弁を車内で食し早めの昼食を食べ終えて11時46分久慈に到着。
ワンマン運転で自動放送の案内により「三陸鉄道を利用するお客様はお乗り換えです」との案内があるが、駅では案内放送がなく表示板だけが頼りだ。(観光シーズンは違うのかも)
JRの改札を出て切符を回収される。(特に未練はない)
連絡改札は無かったと思いJR久慈駅を出て隣接している三陸鉄道の久慈駅へ向かった。
駅舎内(特に窓口)は掲示物や注意書きが多く情報過多だ。
改札口に駅員は見当たらないが、開いていたので自動券売機
乗車した列車は12時06分発、宮古行112Dである。
イベントにも使用できる観光列車兼用車両のようで美しい。
以前は北リアス線と呼ばれていた久慈~宮古の区間を乗って、
13時57分、宮古に到着し乗り換える。
乗り換えて乗車する列車は盛行2016Dで、こちらは一般型の車両だった。
いよいよ旧山田線区間である。
新線または再整備された路線なので乗り心地は上々だ。
本当は盛まで乗り通してこそ一気通貫というのだろうが、行程の都合で釜石に宿泊することとした。
駅をでると目の前には㈱日本製鉄釜石製鋼所でラグビーの街をアピールしている。
今日は駅に隣接している「フォルクロ-ド三陸釜石」に宿泊する。
今日は目的の一つである旧JR山田線区間の三陸鉄道を完乗した一日となった。