本日、予約購入していたKATO製の701系1000番台盛岡色 2両セット(品番10-1556)が届きました。早速、車両の出来映えを確認することにしましょう。
クハ700(左)とクモハ701(右)の2両セットで、紫色の帯を巻いた車体が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
連結面側では、クハ700のトイレ部分に窓がなく、クモハ701にはパンタグラフを搭載。
前面には紫色の濃淡帯が再現され、2両の見分けがつきませんが、ホロを装着してある右側がクモハ701です。何れも、ワンマン盛岡 と印刷済みの前面表示が装着済みです。また、仙台色の製品化時に、高さ方向に長過ぎると不評だったスカートは、適切な寸法に改善されました(ASSY:Z04-9829)。密連カプラーには冬季用のカバーが被せてあり、着脱可能です。
連結面には、紫色の帯はなく、両開きの広幅貫通ドアが再現され、ホロが装着されています。
連結面間隔は4mmと適切です。トイレタンクも細かな作りとなっています。
正面通しの連結面間隔は、ホロが片側だけなので広く見えますが、やはり4mmと同じです。
現在の回生ブレーキに改造された姿で製品化されており、手前のクモハ701の屋根上前半には、発電ブレーキ時代に使用された抵抗放熱器の撤去後が再現されています。2両に共通な信号炎管と列車無線アンテナは屋根板と一体モールドで構成され、ホイッスルとクーラーは別パーツが装着されています。
屋根上後半には、クモハ701のみパンタPS105が搭載されて、交流機器が並ぶ独特の姿が再現されています。
2両を個別に見てみます。
クモハ701のサイドビューです。ワンマン設備の出入口表示器・車外スピーカー、そして寒冷地設備のドア開閉ボタンも表現されています。連結面寄りの幕板部に行先表示部が黒色ベタで表現されています。綺麗な紫色の帯が実車の雰囲気を良く再現しています。
クモハ701の床下です。モーター入りの動力車ですが、後部台車のみ駆動する0.5M方式で、後部台車の1ヶ所にゴムタイヤが装着されています。カプラーは前後ともボディマウントのKATOカプラー密連形 #2 新性能電車用です。
前面ライトのON/OFFスイッチは、モーターカバーの前部に取り込まれています。前部台車には、グレーのスノープロウが装着済みです。
モーターカバーは、床板をボディに装着したままでも着脱可能で、車両後方にスライドするだけで取り外すことが出来ます。駆動台車側には、フライホイールも装着されています。
次は、クハ700です。
クハ700の側面も、クモハ701と同様の表現がなされていますが、行先表示部はありません。
前面ライトのON/OFFスイッチは、前部台車の後方にある床下機器カバーの部分に装着されています。他は、クモハ701と同様の作り込みになっています。
2両に共通するスノープロウ付きの前部台車は、DT61F(品番74231-1D)です。
スノープロウは別パーツ(品番Z04B5621)で、着脱可能です。他の方の記事に台車と一体成型であるとの記述が見られましたが、ご覧の通りです。
最後に添付品です。2袋に分けて入れてありました。
説明書(→ *こちら)と行先表示シールが入っています。行先表示は、ルーペで拡大して見ると「いわて沼宮内・盛岡・北上・一関・快速盛岡・ワンマン盛岡・ワンマン北上・ワンマン一関」と読めました。LED表示をプロトタイプにしてあります。
もう1袋には、前部カプラーに嵌める電連2個と、2種類の胴受けが各1個(左側がクモハ701用、右側がクハ700用)、前面表示用の無地/透明のベース板が2個、ライトON/OFFスイッチの操作用ドライバーです。
これをうっかり忘れていました。紙パッケージに収容されています。
これから遅い昼食と用事を済ませてから添付品の取付を済ませ、改めて入線整備の記事を投稿させていただきます。
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