皆さん、東北地方のローカル線の乗車経験はあるでしょうか。各路線様々な特色があり、乗っていても飽きない線区が多くあります。しかし、東京からの日帰りが少し難しいこともあってか、乗車機会がないという人も多いでしょう。

 

 そこで今回は、南東北の殆どの路線に乗車した管理人の乗車経験より、楽しみやすい路線を皆さんにご紹介します。

 

 初回の今回は、鉄道に馴染みがない人でも乗りやすい観光列車をご紹介します。

 

 今回取り上げるのは、磐越西線で運転される「SLばんえつ物語」のうち、12月の週末の一部にのみ運転される「SLクリスマストレイン」です。運行区間は、通常運行と同様に新津-会津若松間で、ダイヤも同じです。

会津若松駅にて撮影 特別仕様のヘッドマークを掲げるのが特徴

 

 しかし、一年の中でも最も日が短い12月に運転されるため、上り列車は夕暮れ後の暗闇の中を走ることになります。津川駅での長時間停車の際には、完全に日が暮れ、夜汽車さながらの乗車体験をすることができます。

 

 客車寝台列車なき今、夜間の客車列車の乗車体験は極めて貴重です。是非、ご乗車の際には上り列車に乗られることをお勧めします。

 

 乗車時間が長いため、観光列車としてのSL列車の側面だけでなく、往年の蒸気機関車牽引列車の擬似体験ができるという点が、磐越西線のSL列車最大の魅力です。是非体験してみてください。

 

 次回は、三陸編の第一弾として、大船渡線と気仙沼線のBRTをご紹介します。次回もお楽しみに。

次回紹介予定の気仙沼線BRT 柳津駅撮影