いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ車両】583系きたぐに色とクハネ583

JR化前後の北の方の列車をショーティーで集めています。今回は、名車583系の晩年の姿です。

583系きたぐに
●発売:2011年プレミアムバンダイ限定
●最近の入手難易度★★★★☆

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【記事の目次はこちらをご覧ください】
583系の記事はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/09/22/234309
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/01/01/103332

プレミアムバンダイ限定品は、当然に流通量が少なく、中古にもなかなか出てきません。
Bトレ周回遅れユーザーにとって、国鉄型を追いかける上では、185系湘南色、キハ40新潟色、そして、この583系きたぐに色が立ちはだかります。

185系はイベント的な一時的のカラーだったのでスルーするとして、他の2つは90年代の新潟地区を表現するにはどうしても揃えたい車両です。

キハ40は諦めて自分で塗りました。
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/07/25/111814

583系は、以前はメルカリなどで10両セットが出品されていましたが、高価で手が出ず、そんな内に出品自体を見なくなってきました。

当鉄道では、比較的入手しやすいエクスプレスシリーズで揃え、その後クハネ581を一両だけ手に入れました。が、その後のもう一両のクハネ、サロ、サロネは、縁がなさそうですので、作ることにしました。

難しそうな塗り分けですが、クハネの前面以外は意外にシンプルで、色味も缶スプレーでも合いそうな雰囲気です。

製品版を調べても、サロは単純に塗り替えで、サロネは製品版も妻板をサロ用にした上で二段目の小窓を白く塗っているだけのようです。

課題はクハネです。
エクスプレスシリーズのクハネ583は、きたぐに色だけでなく、水色のシュプール色もラインナップされていましたが、運転台まわりの造形が少し甘い部分がありました。とは言え同時期のエクスプレスシリーズ485系よりもだいぶ良いのですが、その後に出たものが良すぎて見劣りするのです。

製品版きたぐには、クハネ581とクハネ583が一両ずつ入っていたようです。これは当時の向日町所属の583系の中で二編成だけ存在したようです。

今回作る種車はBトレクハネ581か、クハネ583か。いずれも中古で入手しやすいですが、今回はたまたまジャンク箱にあったカトーのNゲージのクハネ583を切ることにしました。

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BトレとNゲージを並べてみると、Bトレは運転台の後ろから屋根にかけての造形を短縮していたことに気づかされます。この違いが編成両端にあると、どのくらい違和感が出るのかは心配です。

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短くして、瞬着パテと硬化剤で固めます。


最近はヤスリをかける前に、彫刻刀で余計なパテを除去するようにしています。その後、ハードタイプのスティックヤスリで平滑化します。

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グリーンマックス の青20号で塗りました。おそらくブルトレと同じこの色なのではないかと思いました。

583系が青20号一色に染まると、なにかワクワクするものがあります。ブルトレと同じように、これに金の帯を巻いたりしたらカッコよいかも知れません。

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マスキングして、タミヤ佐世保海軍グレーに塗り、さらにマスキングしてグリーンマックス のクリーム10号を塗ります。

グレーはたまたま家にあったものですが、製品版と比べて近い色になりました。白い部分は、だいたいクリーム10号でよいのではないかと思います(確証はないですが、、、)

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この後、金の帯を上から入れます。

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さて、最後に問題となるのは前面です。
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最初は細いマスキングでグレーを残して、上からクリームを塗ったのですが、大失敗です。

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次にクリームで塗りつぶしてから、マスキングの隙間にグレーを塗ってみました。グレー線は本当は4本ですが、技術的限界で3本にしました。
、、、が、なんとなく違和感があります。
やはり無理してでも線を4本詰め込まないとダメそうです。

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ということで、だいぶ太さがバラバラで雑ですが、自分の技術力ではこれが限界でした。
ヘッドライトなどのユニットを組み直してはめ込みました。

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これがカトー伝統のヘッドマーク変換機構です。今はトミックスのハイグレード製品も差し込み式のヘッドマーク変換システムになっているようですが、30年前からあるカトーのこの機構は、特急型電車はカトー製品を選ぶという理由に充分すぎる魅力がありました。
床下から精密ドライバーを差して、くるくるマークを変える作業は楽しく、夢中になって回しました。

この製品、本物と同じ縦回転ではなく横回転であることは仕方ないとして、コマ数が4コマしかないことは悩ましいポイントでした。特に製品の初期状態に付属の4コマ(「はくつる」「ゆうづる」「明星」「金星」)は、東北方面好きな自分を大いに悩ませました。

確かに、東日本だけでなく、名古屋地区、大阪〜西日本のファンを意識して全国満遍なく選んだのかも知れません。

東北スジ好きとしては、「はくつる」「ゆうづる」「はつかり」「みちのく」、、、「ひばり」をどうするか悩みます。
少なくとも、昼行「はつかり」と「はくつる」「ゆうづる」の切り替えは、実車でも晩年まで行われていたので、この限られた4コマの中に同居させたくなります。

西日本系では、「雷鳥」「しらさぎ」「明星」「彗星」でしょうか。でも九州での昼行切替を考えると、「金星」「有明」「にちりん」「みどり」も捨てがたいです。そうすると、大阪系と名古屋系で分けて、、、などなど考えていると、無限に時間が過ぎていきます。

※改めてカトーのホームページを調べると、最新製品ではトレインマークの内容も刷新されて、概ね方面別になってました、、、。

ということで、とにかくこの機構は素晴らしいのですが、とりあえず上から「シュプール」の印刷紙を貼りました。

これも4コマを切り替えるなら、「きたぐに」「シュプール」「雷鳥」、あとは「シャレー軽井沢」?悩ましいです。

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奥から、エクスプレスシリーズ、プレミアムバンダイのクハネ581、カトークハネ583改造品を並べました。

こうして見ると、エクスプレスシリーズも悪くないです。ただ、運転台周りが少し直線的にも感じます。ちなみに中間車は全てエクスプレスシリーズのモハネです。

次にサロを塗り替えます。

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白、グレー、青に金の帯、なかなかカッコよい塗色だと改めて思います。金帯が太くなり過ぎてしまいました。

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なお、サロ581の妻板は、サハネやサロネを作るために必要だそうで、地味に貴重なアイテムとなるようです。

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エクスプレスシリーズのモハネたちです。
窓と車体が一体成型で、写真のような構造になっています。堅牢です。

話がいろいろ飛びますが、後期製品のBトレ581系583系では、パンタ付きモハネの金型が別であることを今更知りました。実車も非常扉?の位置が左右逆のようです。慌てて手元の国鉄色モハネを確認しましたが、モハネ580ではなく、モハネ582でした。
今回のエクスプレスシリーズも、モハネ582を表現したものになっています。

これらのモハネは、屋根だけタミヤ佐世保海軍グレーに塗りましたが、だいぶ締まった印象になりました。

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この編成のためにモーター車を2つ導入する資金がないので、昔のシュプール号に倣って485系のモーター入りモハユニットを組み込みます。

勢いでサロネも作ります。
と言っても、エクスプレスシリーズのモハネ583の小窓と妻板をガリガリ削るだけの手抜き工作です。

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、、、まあこんなもんでしょうか。

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シュプール号がまた充実しました。

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