前の記事はこちら。
前回の記事で、拝島駅から横田基地へ延びる専用線をロケハンがてら、じっくりと巡りました。
今回はそのロケハン結果をもとに、「米タン」の拝島駅側の走行シーンを撮影します。
まずは拝島駅からほど近いストレートで、警告標識とともに横田基地への送り込みの単機回送を撮影。
この日の拝島側の入換機は、新鶴見機関区のDE11 2002が充当されていました。
2020年9月現在、安善駅側は愛知機関区のDD200が恒常的に代走している状態ですが、拝島駅側はいまのところ新鶴見機関区のDE10・DE11のままです。
ただそう遠くない時期に、このDE10・DE11は見納めになるでしょうね。
DE11は横田基地へ向け、ゆっくりと走り去って行きました。
私も徒歩で横田基地へ追いかけます。
10分ほど歩いて、横田基地のゲート前に到着。
ゲートは閉じられていましたが、基地内では入換作業が行われており、時折ホイッスルが聞こえてきました。
しばらくすると、基地の奥からタキ1000を牽引してDE11が姿を現し、同時にゲートが開門されました。
バリバリの軍用基地へカメラを向けているので、撮影を制止されることも覚悟しましたが、特に注意もされませんでした。
このときは同業者が4~5人ほどおり、基地側にとってもこれが日常の光景となり、慣れているのかもしれませんね。
ゲートが開き切ると、基地内から返空列車が出てきました。
こちら側が安善駅までの本線走行時の最後尾となることからか、専用線の段階で後部標識が取り付けれていました。
このあと拝島駅まで戻ってホームに入ると、中線に返空タキが留置されていました。
拝島駅から安善駅までは電気機関車の牽引となるため、機関車到着をここで待ちます。
いっぽう専用線内を担当したDE11は、立川方にある引き上げ線に留置。
専用線内を担当するディーゼル機関車は、夕方の積載列車の到着までここでお昼寝するようです。
しばらくすると、新鶴見機関区から本線区間を担当する電気機関車が単機で到着。
「米タン」の本線区間は新鶴見機関区のEF65が半ば所定扱いとなっていますが、この日はEF210-119が充当されていました。
まずは返空タキが停車している隣の番線に入り、連結準備を行います。
準備が終わると、DE11がお昼寝をしている立川方の引き上げ線に一旦移動します。
引き上げ線に入った後、再び向きを変えて返空タキのもとへ移動。
そのまま返空タキに連結。
これで安善駅行きの返空列車の組成が完了し、出発時刻まで待機します。
このあとは、安善駅行きの返空列車を撮影します。
が、せっかく拝島まで足を運んだのに、駅撮りで編成写真を撮っても意味が無いので、前々から気になっていた場所へ出向き返空列車を狙います。