こんばんは。
今日はED75機番シリーズ 第93回1038号機の後編です。引き続きJR東日本所属、旅客に、貨物に活躍した機関車です。
1038号機は97年7月に土崎工場全検を出場しています。早速14系の臨時急行”八甲田”を牽引してやって来ました。Motoトレインの寝台車(機関車次位)とマニ50(最後尾)が付いた12連は堂々の編成です。
機関車のグレーパンタ、緑の塩害防止塗料を塗られた碍子は土崎全検車の特徴ですが、赤2号塗装はオリジナル色に近く見えます。(その後の土崎全検車は赤色がかなり明るめになりました。)
1997/07 東北本線(以下同様) 滝沢-渋民 8105レ 急行八甲田
引き続き貨物の先頭でも活躍、前編掲載のこの場所の写真は殺風景でしたが、この時は夏の夕暮時、いい光線でした。1038+ヒサシ付き95号機の組み合わせでした。碍子の緑塗料は落とされているように見えます。
1998/08 好摩-岩手川口 3077レ
これも春の良い雰囲気でした。カマ次位のコンテナが抜けるから成り立つアングルです(笑)。
1999/05 奥中山-御堂 3080レ
この”藁葺き屋根”アングルも結構好んでやっていました。もうちょっと屋根の下まで見えると良かったんですけど、これ以上高さを稼げずでどうにもならず・・。(道端からの撮影です。)
この頃の3080レ重連次位はナナゴー青森車の担当、旅客会社ガマの貨物運用が残っていました。シロナナゴが増えていた中、次位は赤確定!ということで後追い撮影が多くなりました。
1999/05 三戸-目時 3080レ
同じ列番の貨物列車が3発続きます。盛岡駅に到着した姿です。97年の全検で右端のKE85Hジャンパ栓は黒→グレーに塗色変更されたようです。
上写真の拡大です。”9-7 土崎工”(9は平成9=1997年)の検査表記が読み取れます。確かに土崎全検車ながら赤塗装が伝統のオリジナル色に近い、レアな機関車だったと思います。
1999/09 盛岡駅 3080レ
何でこの後塗色の感じが変わっちゃったんだろう・・・?(笑)。
色の感じが違う”土崎色”は、例えば先日の126号機記事後半の姿 などです。
馬牛沼の”お立ち台”にて。この列車も長く[青]の機関車が運用に就いていました。
1038+97の重連 何故かコンビを組む相手はヒサシ付きが多かった...
2000/09 白石-越河 4086レ
ジョイフルトレイン”ふれあいみちのく”が最後を迎えようかという頃の撮影だったと思います。
駅に停車中、前は照明が無く真っ暗だったので連結面を撮っていました。
パンタグラフには”9-6TZ”の白ペイントが見られます。
2000/11 二戸駅 9***レ(列番不詳)
寒い季節、パウダースノーが巻き上がっていい雰囲気...だけど貨車が繋がっていない(泣)
タンク車がズラズラ繋がって来るものと思って構えてました。こういう時に限って単機...
2001/01 金ヶ崎-六原 単5675レ
この写真は以前Upしたことがあるかも知れません。陽の長い時期、朝5時台の通過。赤い国鉄型機関車が朝陽に映えました。
2001/06 東白石-北白川 4089レ
高速起動試験車 マヤ34 を従えてやって来ます。私の知る”マヤ検”は定期列車併結ではなく、このような機関車単独牽引が殆どでした。
2001/09 金ヶ崎-六原 回9531レ
夕方の西日を浴びて..
2001/10 白坂-豊原 4086レ
ド逆光ですが、ススキの穂の輝きで秋を強調したこのアングルが最後の撮影になりました。
2001/11 白坂-豊原 4086レ
1038号機は翌2002年に廃車になっています。
この頃JR東日本→貨物へ移籍した機関車がありましたが、1038は移籍組に入れなかったようですね。勿体ないなー。
しかし旅客に貨物に活躍、後半は何気に貨物牽引の姿が多かったですね。コマ数が物凄く多かったわけでは無いですが、印象に残る写真の多い”濃い~”撮影を楽しめた機関車でした。
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以上ED75 1038 機番シリーズ第93回後編 最後までご覧いただきありがとうございました。