おはようございます。
先日相鉄のかしわ台車両センターでYNB化のリニューアル工事が行われてた10000系の10701×10がようやく10連で組成され、一部区間で本線試運転を行いました。私は残念ながら見れなかったのですが…
そしてようやく次の10000系の機器更新のための長野への甲種回送の話が聞こえるようになってきました。実に第1編成の10701×10が長野へ行ってからおよそ1年が経ってようやくという感じです。すごい遅い感じがしますが、はたして今後どうなるのか簡単に私なりの予想をしていきます。
◆今後も同じペースなのか???◆
結論から先に書きますと、この第1編成と第2編成のような1年開くことはないと思われます。
というのも、相鉄に限らずほかの鉄道会社もそうなのですが機器更新1発目というのはかなり試験的な意味合いがります。更新した機器が自社線でちゃんと性能通りに動くのか試運転などを重ねてチェックする必要があります。
多くの鉄道会社が更新時に「誘導障害」で再調整させなければいけないという事態に直面しています。
この「誘導障害」というのは、めちゃくちゃ簡単に説明すると電車が走る際に信号や踏切などにうまく電車が走っているという信号を送れなかったり誤った情報を送信されてしまうことによって電車が走るうえでの安全性が損なわれてしまうという事象です。(普段電車は踏切や信号に線路に流れる微弱の電流を遮断することによって現在線路のどの辺を走っているのかということを指令などに伝えています。)
そのためまず機器更新後に試運転をし、もし誘導障害に引っかかれば機器を改めてチェックする必要があります。そのために第1編成目の更新から第2編成の更新までには時間がかかるのです。
あまり事例はないですがもし第1編成目の更新であまりにもその路線のシステムに不具合をきたし、導入は向いていないという判断をしたときに第2編成が更新してしまっては非常に効率が良くないので第1編成目の結果を待って本格導入するにあたり第2編成が更新されるのです。
そう考えると相鉄の10000系も第1編成目の更新から第2編成目の更新まで時間がかかったのもうなずけます。逆に言えば第1編成目である程度もんだいがないと判断されたと思われるので第2編成以降は更新工事が終了すれば割と間隔を開けずにその次の編成が更新されるのではないかと予想しています。
(ちなみになんですが相鉄の10000系、本線上試運転はYNB化前にもされているはずなのですが、目撃とかをあまり見たことがないので誘導障害で問題がなかったのかどうかまだ把握できていないんですけども…)
◆YNB化の工事も計画通り終わるのか???◆
もう1つ気になるのは10000系は10701×10のように全編成YNB化が行われています。10701×10は今年の6月ごろから内装はじめYNB化が着手されたと思われおよそ3か月かかっています。
今後10000系の機器更新のペースが上がればYNB化が更新ペースに追いつかないのではないかと思います。ちなみに機器更新はJR東日本のE231系と同様ということからおそらく8編成全部長野で行われると思います。なので天下のJRのペースに任せられるので機器更新はあっという間に終わるのではないでしょうか。
YNB化が遅れるとなると機器更新された10000系がかしわ台に山積みになっていきます。そんなことでは運用につく車両がなくなってしまうので、もしかすると機器更新だけ先に済ませて現行塗装のままで営業運転に復帰する編成も出てくるのではないかと思います。
もしかしたらYNB化のペースに合わせて機器更新もするかもしれませんが、JR側としても第1編成目は仕方ないにしても2編成目以降はてきぱきと更新工事の受注はしたいはずですし、僕は機器更新だけさっさとやってしまうのではないかと予想しています。
今日これまで書いてきたことは私個人の見解なので実際今回の予想と異なってもそこは悪しからずご了承ください。とはいえ相鉄の10000系も姿かたちが変わる前ということで記録対象になってしまっていますね。
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