神田駅【東京都】(東京メトロ銀座線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都千代田区北東部に広がる市街地に位置する東京メトロ銀座線の駅で、JR山手線・京浜東北線・中央線快速の各線と乗換可能な、
神田駅 (かんだえき。 Kanda Station) です。
 
尚、JR線の神田駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
 
 
駅名
神田駅 (G 13)
 
所在地
東京都千代田区
 
乗車可能路線
東京メトロ:銀座線 
 
隣の駅
渋谷方……三越前駅
浅草方……末広町駅 
 
乗換可能駅
JR東日本:山手線京浜東北線中央線快速……神田駅まで徒歩4分
 
訪問・撮影時
2019年11月
 
 

東京メトロ銀座線・神田駅の1番出入口です。西を望む。
1番出入口はJR線・神田駅の北口・東口改札外コンコース(高架下)の北西側、北口出入口の右手(北)にあります。
階段2ヶ所とエレベーター(右端)が設置されていて、階段は上り専用(左)と下り専用(右)に分かれています。
階段を下りると地下1階踊り場の通路を歩き、2番出入口と合流すると多機能トイレの先で再び階段・EVで地下2階まで下りて、また少し歩くと3番・4番出入口からの通路と合流して内神田方面改札に到達します。改札まで一見遠そうですが、実際はそんなに遠くありません。
左後方にはJR線の改札口が、右手には売店「キオスク」があります。
 
 

2番出入口前より北を望む。右手はJR線のレトロな高架橋です。
道路左前方の雑居ビル「神田ビル」1階に2番出入口(階段のみ)があります。本当に駅へ行けるのかと思ってしまうほどの出入口で、見た目はビル地階への階段そのものです。
また、右後方の高架下にJR線・神田駅北口とメトロの1番出入口があり、2番出入口の先で交差する道路は中央通り(国道17号線)です。
 
 

2番出入口前より南を望む。左側はJR線の高架橋です。
後方では中央通りと交差していて左にはJR線をくぐるガードと、ガード下にJR線・神田駅の東口があります。
右手のビル1階、ファミマの先に2番出入口があります。そして約40m先の左側高架下にJR線・神田駅北口とメトロの1番出入口があります。
また、1・2番出入口やJR線北口付近の駅前は繁華街になっており、多くの飲食店や居酒屋などが軒を連ねています。神田も新橋と同じくサラリーマンの街として活気があります。
ちなみに、この周辺は商業地区で、民家が見当たりません。
尚、メトロ・JRとも神田駅には駅前広場が整備されておらず、バス停留所は中央通り上に設けられています。
 
 

神田駅北口交差点より北北西を望む。
手前(南南東)~奥(北北西)の道路は中央通りで、前方にかけての地下に銀座線の神田駅があります。
交差点の右前方には3番出入口(階段のみ)が、左前方には4番出入口(階段のみ)があり、両出入口ともリニューアルされています。
前方にかけての中央通り沿いにはオフィスビルが立ち並んでいて、商店も混在しています。マンションは見られません。
そして中央通りを150mほど進むと5番出入口、250mほど進むと6番出入口に到達します。
また、後方にはJR線のガードがあり、ガード下にJR線・神田駅の東口があります。ガード西側を南(写真左後方)へ進むと2番出入口、1番出入口とJR線の北口があります。JR線の東口と北口はコンコースが同じで、1番出入口へは東口からでも行けます。
 
左(西南西)への道路は神田警察通り(千代田区道)で、約1.4km西の東西線・竹橋駅北側まで延びています。神田警察署は約800m西の道路北側にあります。
神田警察通り沿いはオフィス街になっていますが、商店やホテルも見られます。住宅は見られません。
右(東北東)への道路は神田平成通り(千代田区道)で、JR線のガードをくぐってオフィス街の中を進み、約800m先の大和橋交差点で靖国通り(都道302号)に合流します。
JR線の東側は商店が少なく、マンションが点在しています。
 
 

神田駅北口交差点より南南東を望む。
手前(北北西)~奥(南南東)の道路は中央通りで、後方にかけての地下に銀座線の神田駅があります。
左(東北東)へ分かれる道路は神田平成通りで、すぐにJR線のガードをくぐります。右(西南西)へ分かれる道路は神田警察通りです。
交差点の左後方には3番出入口が、右後方には4番出入口があります。
 
中央通りもすぐにJR線のガードをくぐります。ガード下右側の高架下にJR線・神田駅の東口があります。
ガード手前で右折すると2番出入口、1番出入口とJR線の北口に到達します。
そして、ガードの先の中央通り沿いにはオフィスビルが立ち並んでいますが、商店も比較的多く見られます。
やはり中央通り沿いにマンションは見られませんが、中央通りを離れる見られるようになります。一戸建て住宅も僅かに残っています。
 
 

須田町一丁目交差点より北北西を望む。約150m後方に前述の神田駅北口交差点があります。
手前(南南東)~奥(北北西)の道路は中央通りで、後方にかけての地下に銀座線の神田駅があります。
左(西南西)~右(東北東)に延びる道路は一八通り(千代田区道)です。
交差点の右前方には5番出入口(階段のみ。7:00~21:00のみ利用可能)があり、出入口はリニューアルされています。
 
この付近もオフィス街で、商店・飲食店が混在しています。中央通り沿いにマンションはありませんが、路地裏に入ると複数のマンションが見られます。
中央通りは約100m先で右へカーブしますが、カーブ地点の右側に後述の6番出入口(7:00~21:00のみ利用可能)があります。
そして右カーブの先には須田町交差点があります。
 
 

須田町一丁目交差点より南南東を望む。
手前(北北西)~奥(南南東)の道路は中央通りで、前方にかけての地下に銀座線の神田駅があります。
後方を左(東北東)~右(西南西)に延びる道路は一八通りです。
交差点の左後方には5番出入口があります。
 
約150m前方に3番・4番出入口が所在する前述の神田駅北口交差点があり、その先にはJR線の神田駅があります。
中央通り沿道はオフィス街で、商店も見られます。
 
 

須田町一丁目交差点より西南西を望む。
左(南南東)~右(北北西)の道路は中央通りで、左側にかけての地下に銀座線の神田駅があります。
そして手前(東北東)~奥(西南西)の道路は一八通りで、沿道にはオフィス・商店・マンションが混在しています。約250m先の左側には千代田区立千代田小学校があります。
また、反対側(東北東)は中央線快速と東北本線(山手線など)・東北新幹線のガードをくぐり、さらに進むと都営新宿線岩本町駅に到達します(須田町一丁目交差点から約450m)。
 
 

須田町交差点南側より南南東を望む。
手前(北北西)~奥(南南東)の道路は中央通りで、カーブの先の地下に銀座線の神田駅があります。
後方で中央通りと交差して、左(東)~右(西)に延びる道路は靖国通りです。
そして、中央通りの東側、写真左の白いビル(東京地下鉄 健康支援センター)の1階には6番出入口(7:00~21:00のみ利用可能)があります。
6番出入口には階段とエレベーターの設備がありますが、須田町方面改札~ホーム間は階段しかないため、バリアフリーには対応していません。地下1階に下りると長い通路を通り、須田町方面改札に到達します。
 
中央通りですが、カーブを曲がると150mほどで前述の須田町一丁目交差点に到達し、もう150mほど進むと神田駅北口交差点、さらに50mほどでJR線・神田駅に到達します。
周辺はオフィス街ですが、商店やホテルも見られます。
 
 

須田町交差点より北を望む。
手前(南南東)~奥(北)の道路は中央通りで、地下を銀座線が通っており、離れた後方に神田駅があります。
左(東)~右(西)の道路は靖国通りで、地下を都営新宿線が通っています。須田町交差点で銀座線と都営新宿線が交差していますが(銀座線が上層)、この地点には両路線とも駅は設置されていません。至近距離に神田駅(銀座線)と小川町駅 (都営新宿線) および丸ノ内線の淡路町駅があり(小川町駅と淡路町駅は同一駅扱い)、乗換駅には指定されていませんが徒歩で乗換可能です。
 
以前は中央通り、靖国通りとも都電(路面電車)が走っていて、須田町交差点に設けられた電停は都電最大級の要衝になっており、多くの乗換客で賑わっていたそうです。
そして須田町交差点から中央通りを100mほど北へ進むと、以前は左手に国鉄万世橋駅があり、中央線の起点駅でした。しかし中央線の東京駅延伸などでターミナル駅としての地位を失い、戦時中の1943年に休止となりました。尚、万世橋駅には「鉄道博物館(初代)」が併設されていて、万世橋駅の休止後は「日本交通文化博物館」→「交通博物館」と名を変えながら当地にて開館していましたが、2006年に閉館となり、翌2007年に後継施設として埼玉県大宮に「鉄道博物館(2代目)」が開館しました。交通博物館跡地には「JR神田万世橋ビル」が建てられ、万世橋駅跡の高架下にはJR東日本系の商業施設「マーチエキュート神田万世橋」が2013年にオープンしました。ホーム跡は「2013プラットホーム」として整備され、ガラス張りではありますがホーム跡の一部を歩く事が可能です。
 
また、交差点の先には中央線のガードがあり、その先には神田川に架かる「万世橋」があります。
「万世橋」の先は秋葉原(アキバ)で、須田町交差点からも家電量販店など秋葉原の街並み(秋葉原電気街)を遠望できます。JR線の秋葉原駅も徒歩圏内です。
ちなみに、「万世橋」のすぐ北側の地下には1930年~1931年の短期間、銀座線の万世橋駅がありました。浅草方から神田方へ延伸する際に神田川をくぐらせる工事が難航し、仮の終着駅として設置されていました。
 
 

神田駅の南口に相当し、JR線との乗換に便利な内神田方面改札です。地下2階にあります。北を望む。
後方に1番・2番出入口への階段・EVが、左後方に3番・4番出入口への階段があり(階段前に飲料自動販売機と銀行ATMあり)、右後方には通常のトイレがあります(多機能トイレは1・2番出入口への通路沿い(地下1階通路)にあります)。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が多数並んでいて、一番右が幅広通路です。右端に窓口があります。
改札口の右手前には自動券売機があります。
そして改札の正面は渋谷方面1番線ホーム(右)、浅草方面2番ホーム(左)で、改札とホームの間には段差がありません。
ちなみに改札内にはトイレがありませんので要注意です。
また、東京メトロ・神田駅構内に売店・コンビニはありません。ご注意下さい。
そして、後述の須田町方面改札外コンコースとは直接繋がっていません。
 
 

こちらは神田駅の北口に相当し、秋葉原、万世橋、淡路町、小川町、岩本町方面との行き来に便利な須田町方面改札です。利用時間は7:00~22:00です。地下1階にあります。南を望む。
左手には5番出入口が、後方には6番出入口があります。6番出入口はEV併設ですが、改札~ホーム間に階段しかないのでバリアフリーに対応していません。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路あり、一番右が幅広通路です。右端に窓口があります。
改札口の右手前には自動券売機があります。
そして改札を通り、左手に飲料自動販売機が、右手にトイレ・多機能トイレある通路を少し歩くと、ホームへ下る階段があります。
 
 

改札前より北を望む。
後方に須田町方面改札が、右後方に5番出入口が、左後方に自動券売機が、左側に駅事務室があります。
そして正面に6番出入口があるのですが、結構遠くにあり、そこまで地下通路が延びています。
6番出入口は駅から北へ離れた場所に位置する須田町交差点に乗り入れていた都電との乗換客の利便性の確保を目的に設置されました。
また、1931年の開業時より左側通路沿いに地下商店街「神田須田町地下鉄ストア」が存在していて、美容室などが営業していましたが、2011年に営業終了となり、その後リニューアルされましたが、店舗は設置されませんでした。
 
 

2番線側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
大型のタイプで、東京メトロの標準デザインです。下部は銀座線のラインカラー(オレンジ)となっています。
そして、駅ナンバリングも併記されています (G 13)。
 
 

東京メトロ銀座線の神田駅は島式ホーム1面2線の構造で、地下2階にあります。南南東~北北西方向にホームが延びています。
右(東)が1番線で渋谷方面、左(西)が2番線で浅草方面です。リニューアルされていて古さは感じません。
銀座線用の16m車6両がギリギリ収まるほどホーム有効長は短いです。各番線ともホームドアが設置されています。
戦前に開業した駅ですが、渋谷方(手前)のホーム幅は非常に広く、前へ進むごとに段々と狭くなって浅草方は半分以下の幅になっています。推測ですが、中央通りがJR線をくぐるガードの支柱基礎を避けるために線路間を離す必要があり、このような構造になったのかもしれません。
また、銀座線の電化方式は第三軌条方式(サードレール方式)で架線を必要としないため、天井が低くなっています。
発車メロディは、美空ひばりさんの「お祭りマンボ」をアレンジした曲が使用されています(Wikipediaより)。
写真は2番線側より浅草方を望む。
 
 

こちらは2番線側より渋谷方を望む。
浅草方(手前)はホーム幅が狭いですが、渋谷方へ進むにつれて幅が広がっていきます。
ホーム上にはベンチが設置されています。改札内の飲料自動販売機は須田町方面改札手前(地下1階)にあるのみです。
そして後方の浅草方ホーム端には地下1階の須田町方面改札へ上がる階段があり、前方の渋谷方ホーム端にはホームの延長上に内神田方面改札があります。
 
 

1番線側より渋谷方を望む。
ホーム端に内神田方面改札(JR線方面)があり、その左にA線(渋谷方面)、右にB線(浅草方面)が内神田方面改札を抱き込むように通っています。
この先、JR線をくぐり、市街地を通る中央通り地下を南南東へ走ります。そして中央区に入り、地下にJR総武快速線・新日本橋駅がある江戸通りを通り過ぎると(銀座線が総武快速線の上層を通過)、ほどなくして三越前駅へと至ります。半蔵門線との乗換駅で、総武快速線・新日本橋駅とも乗換可能です。
 
 

2番線側より浅草方を望む。ホーム端に須田町方面改札へ上る階段があります。
この先、右へカーブして靖国通りとの須田町交差点を通過しますが、靖国通り地下を走る都営新宿線とも交差します(銀座線が上層。両路線とも駅は設置されていません)。その後はJR中央線快速をくぐり、万世橋直下で神田川をくぐると前述の万世橋駅跡を通過します。この付近は乗車していても地下区間で暗い上に速度が上がる区間でもあり、なかなか駅の遺構に気づくのは難しいです(そもそも遺構自体が少ないようです)。その後は左へカーブしてJR中央・総武緩行線をくぐると秋葉原電気街の中を北上し、秋葉原エリアの北端部に位置する末広町駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が東京メトロ銀座線の神田駅で下車(乗車)したのは2006年以降何度かあります。いずれも銀座線とJR線を乗り換えるために利用しましたが、中でも2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅はホームが「ハ」の字になっており、渋谷方が広かったです。また駅前は南のJR側(渋谷方)が繁華街、北側(浅草方)がオフィス街になっており、駅の南北で街の感じが違っていました。
 
新宿駅からですと東京メトロ丸ノ内線の池袋方面に乗り、赤坂見附駅で同じホーム反対側に発着する銀座線浅草方面電車に乗り換えて当駅下車です。あるいはJR中央線快速の東京行きに乗り、神田駅で下車すぐです(特別快速も停車します)。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り終点の東京駅まで行き、山手線内回り・京浜東北線北行(いずれも上野方面)に乗り換えて神田駅で下車すぐです。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニが複数あり、飲食店もチェーン店を含めて駅前に多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東京メトロ銀座線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は神田駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京メトロのHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)