一万三千尺物語【3】下車観光・沿線・おもてなし | 車内販売でございます。

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車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

6月に乗車した「あいの風とやま鉄道」の観光列車「一万三千尺物語」に乗った話。

7月に「車両」と「食事」の話を書いたあと、続きがノビノビ座席になってしまいました。

今回は、「一万三千尺物語」で残った沿線・下車観光・おもてなし等について゜。

 

【1】高岡駅・ドラえもんの散歩道

高岡駅では下車観光があります。乗客は係員の案内で、駅前を歩きます。

ドラえもんのキャラクターがいるぞ!

ドラえもんの作者の藤子・F・不二雄先生は、高岡市生まれです。

地元の高岡駅前に、ドラえもんたちが飾られているのです。

高岡駅の目の前ですが、慣れないと「迷子」になりかねませんので、係員が引率&案内をしてくれます。

藤子・F・不二雄先生からのメッセージです。

別の場所には、ドラえもんポストがあります。

高岡市は伝統工業の高岡銅器が作られる地域ですから、ポストも銅が使われています。

こういう説明書きは、観光客にとって助かります。英語&中国語での案内、いいね。

 

【2】高岡駅おりん

高岡駅には、こんなものも。

金属でできた「おりん」です。

拡大すると、こうです。楽器のように演奏することができます。

「おりん」は、車内にも置いてありました。

 

【3】高岡駅・万葉集で歓迎

ホームには、歓迎する方たちが。

高岡は、万葉集を編纂した大伴家持がいた地域です。

万葉集との関係が深いので、当時の衣装で歓迎してくれました。

目をひく衣装でお出迎えするのは、強くアピールできますね。「万葉のふるさと」ですが、利長くんも外せないようです。

 

【4】小杉の鏝絵

射水市の旧小杉町は、鏝絵(こてえ)で知られています。

(私は今まで知りませんでしたが)

腕の良い左官職人が、左官の技を使って絵を描いて、これが拡がったのです。

小杉駅にも、鏝絵が飾られています。

駅が博物館になったようなものです。

地域のことが駅前でよく分かります。

 

【5】沿線から歓迎の手振り

沿線から手を振ってくれる人がいました。

黄色い矢印の駐車場から、「一万三千尺物語」を歓迎してくれました。

この日は、運転再開して2日目でしたから、地元の方も嬉しかったのではと推測します。

拡大すると、こうです↓

旗やのぼりでお出迎えです。

ありがとうございます。

 

【6】客に近い接客

観光列車の乗務員・アテンダントは、乗客との距離感が結構難しいのです。

「失礼のない接客」を心がければ、客との距離を近くするとリスクが大きくなります。

「一万三千尺物語」では、客との距離を縮めるために、必要な時に個別に声掛けする積極さがありました。

■撮影を勧める

私は車内を何枚も撮影していましたから、鉄道マニアと分かっていたのでしょう。

ホームの段差対策のために踏み台を使っていましたが、「これもお撮りになりますか(^^♪」と案内してくれました。

係員の邪魔になってはいけないという感覚がありますので、撮りにくかったのが正直なところなのです。素敵な対応です。

 

■富山駅通過!?

「一万三千尺物語」の午後の便は、富山発の富山着です。

まず西の高岡まで走り、次に東の黒部まで走って、最後に富山に戻るルートです。

その途中で、一度富山に戻るのですが、富山駅を通過します。

旅客列車では、唯一の富山通過は、珍しいです。

鉄道マニアの私には、事前に「まもなく貴重なシーンですよ」と、声をかけていただきました。

 寝台特急「日本海」も、深夜に停まっていたと記憶しています。(新潟発着の「つるぎ」のみ通過でしたっけ)
 

■様々な配慮

私にとっては鉄道マニア向けの配慮がなされました。

2つ書きましたが、それぞれの乗客に合った個別の対応がなされたのは、見事です。

おもてなしの気持ちが伝わります。

 

 

 6月の「一万三千尺物語」は、この3回目で終了です。

本来は7月下旬にアップする予定でしたが、四国乗り鉄、九州乗り鉄で、中断してしまいました。 

明日からまた乗り鉄ですから、何とかその前に、と考えて、今回の記事となりました。

 

1回目の車両の記事はこちら↓

 

2回目の食事の記事はこちら↓