所有事業者:西日本ジェイアールバス

仕様・用途:都市間夜行高速路線仕様

           (高速 「グランドリーム」 号仕様)

登録番号:なにわ200 か 2515

社番:749-19932号車

配置:大阪高速管理所

初年度登録:2020年

シャシー製造:スカニア社 (スウェーデン)

搭載機関:スカニアDC13型

車体架装:バンホール社 (ベルギー)

車両型式:TDX24

車名:スカニア/バンホール・アストロメガ

                J インターシティDD

撮影日:2020年9月21日 (月曜日)

撮影場所:東京駅日本橋口

 

久々に東京駅にバスウォッチングをしに行きました。

目的はJR東海バスに導入されたアストロメガと、西日本JRバスとJRバス関東に導入されたアストロメガの 「グランドリーム」 仕様。残念ながら、JR東海バス車は来ませんでしたが、関東と西日本の 「グランドリーム」 仕様車は撮れました。しかしそれ以前に、待てど暮らせどバスが全然やって来ませんでした。6時前から8時前までの2時間待っていたんですけど、中京エリアと東北エリアからの便はちょこちょこと来ました。しかし、西日本エリアはからっきし来ません。当初は東名の渋滞かなと思ったのですが、どうも新コロの関係による減便みたい。でも、それを差し引いても来なさ過ぎ。逆に日本橋口の前を通り過ぎた、河口湖行きの高速路線バス (富士急行観光) は増車が出るほどの盛況ぶりで、どれも満員でした。ただ、 「代々木-八王子 断続渋滞40km」 という道路状況の電光掲示板を見て、 「あのバスは何時に目的地に着くんだろう・・?」 って気になりました。

 

さて、関東車を皮切りに、続々と投入されているJRバスのアストロメガですが、基本的には4列シート車でした。そして今年、ついに3列シート+クレイドルシートを備えた仕様が登場しました。社番は 「19932」 となっていますが、あくまでも 「2019年度」 ということなんでしょうね。登録は2020年と思いますので、ここでも2020年式とします。

2階席をクレイドルシートとして、1階席に2人掛けシートを配しています。

従来の 「グランドリーム」 仕様車はハイデッカーでしたけど、アストロメガは言わずと知れた二階建てバス。ハイデッカーよりもシートピッチが拡大されているそうなので、窮屈さは些か解消されたのでしょうね。

画像の西J車ですが、当初は車体側面に 「グランドリーム」 仕様であることを表すロゴは付されていませんでした。でも、描かないと汎用車と区別が付きにくいので、足したのだと思われます。

 

そうそう、アストロメガといえば、一部の媒体で 「この車は 「スカニア/バンホール J インターシティDD」 である」 として、アストロメガとは違うことを主張した記述を散見しました。ドア横のロゴがアストロメガとの識別点とも記述していました。でも、何処をどう見てもアストロメガだし、アストロメガはアストロメガだと。

私が思うに、あくまでも “予想” の範疇でしか無いのですが、 「J インターシティDD」 というのは、グレード名ではないかと。 「クラウンロイヤルサルーン」 や 「スカイライン GT-R」 、そして 「セレガ・インターシティ」 や 「エアロクィーン・ハイウェイライナー」 のような感覚ではないかと思っています。ですので、弊愚ブログにおいても、 「アストロメガ・J インターシティDD」 と表記することとします。

 

JRバス各社は、2020年度もアストロメガの増備を推し進めるとしていますが、新コロの影響からか、2020年式がなかなか姿を見せません。減便減便なので、新車を導入しても・・・とは思うんですが、 「グランドリーム」 仕様が登場したこともあって、 「プレミアムドリーム」 仕様車や 「ドリーム・ルリエ」 仕様車をアストロメガとするかどうかが注目されます。

 

【参考文献・引用】

バスラマインターナショナル No.180

年鑑バスラマ2019→2020

(いずれもぽると出版社 刊)

バスグラフィック Vol.40 (ネコ・パブリッシング社 刊)