遂に消滅となった日車ロマンスカーの事実上の引退企画ということで、富山地方鉄道の鉄コレ製品の中で穴となっていた14720形が遂に待望の製品化
それにプラスして第16弾以来の14790形が最終形態になって再販売となりましたのでレビュー的なものでございます。
パッケージ
あくまでも編成単位としての3両セットというよりも2両+1両という雰囲気で、商品名にもそれが反映されています。
パッケージには小さな字でクハ172号車が動力に対応しない旨が記述されています。
クハだけ車体長が違いますので致し方ない部分でありますね。
箱の上下面
先頭のイラストはモハ14722号車
左右面の編成イラストは編成を組む14720形と14790形で少し距離を置くスタイルに
裏面
実車写真は14720形の現役最後の姿
カプラーの交換方法やステッカーの案内など詳しく載っています
ステッカー
ここ最近の鉄コレにしてはなかなか豪華な内容なのは嬉しい限りでありますね。
台車枠
14720形向けのNA-307台車代用のNA-315台車と
14790形のNA4P台車が付属しているのは嬉しいのですが…
今回の鉄コレだと動力化に当たって専用のスペーサーが必要にも関わらず、なんと付属しているのが1両分だけ
明らかにそれぞれ別建てで遊んでねってスタンスですし、台車枠も2つあるにも関わらずスペーサーが1つだけというのはちょっと不満要素の一つ…
んー、500円値上げしてでも良いので2両分欲しかったですわorz
ということで、車両を見ていきましょう
順当に上から14720形のモハ14722号車
最近まで孤軍奮闘していましたが、遂に引退してしまった現役最後の日車ロマンスカーになります。
前面
10020形と似つつも、微妙に違う形態の前面をスケールダウンしてくれているのが嬉しいです。
いわゆる雷鳥塗装も第16弾の時と微妙に改良されていて見た目が良くなっています。
側面
裾がストレートのボディだったりと、似ているようで10020形とは全然違う電車だったりします。
妻面側
窓はありませんが貫通扉が塗り別けられているのが嬉しいですね
屋根周り
連続キセの10020形に対して、クーラーキセがポコポコと並んでいる形態なので、この部分に関しても印象が異なります。
モハ14722号車の相方になるクハ172号車
設計の兼ね合いなのかドアの形状が違いますが、車体長の違いを再現してくれただけで十分嬉しく感じます。
モハよりも短いクハの雰囲気がとても楽しいです。
妻面側
こちらも貫通扉は白で塗装済み
屋根周り
モハ14722号車に合わせた形なのか、やや変則的な配置なのが特徴的といえるでしょうか
最後に14790形のモハ14792号車
単行なのでなかなか可愛らしい見た目でございます。
前面
今まで製品化されてきた姿とは異なり、モハ14792号車での1989年に行われた更新後の最末期の姿になります。
車掌台側のワイパーがパーツ共用の兼ね合いでモールドでなく印刷になってしまっていますが、そこまで違和感なくまとまっています。
側面
ドアの移設など大規模な更新が行われているので、模型的には当然既存金型の流用というわけにはいきませんが忠実に再現されています。
前パン側のお顔
凛々しいお姿にまとまっていて格好良い姿です。
屋根周り
冷房の設置は電源確保の問題で困難であり、最後まで非冷房車として使われたとのことで短命に終わってしまったようです。
そのおかげ?もあって模型的にはすっきりとした屋根周りに…第16弾のモハ14791号車と比べると屋根周りから辛うじて同一形式である事を感じますw
ということで、鉄道コレクション 富山地方鉄道14720形+14790形3両セットのレビュー的なものでした!
引退企画という意図が強いでしょうが、まさかここまで地鉄の鉄コレが充実するとは思いませんでしたので感無量であります。
既に出ている14760形や10020形と並べつつ富山地鉄の世界を楽しみたいものであります。