皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

連続投稿になりますが、今回は昔話です。

 

北見周辺というと、キハ183系の特急オホーツクと、キハ40の普通列車の他、たまにキハ54が来るくらいであまり変化がありません。特急「オホーツク」はスラントノーズの0番台・200番台・900番台ばかりで今のようにN183(500番台)やNN183(550番台)が来ることはまずありませんでした。キハ40も基本的にJR北海道色のワンマン700番台でした。キハ54は釧網本線から入ってくる釧路車と、特快きたみで入ってくる旭川車がいましたが、当時は双方に差異はありません。

 

よって、8月から翌年4月まで運行される臨時貨物列車以外は車両の面白みには欠けましたが、それゆえ変な車が北見に迷い込んで来たときにはよく撮影に出かけたものでした。

 

1.キハ56

 

私が北見在住の頃はキハ56は既に風前の灯火で、特に石北本線には入線する機会はほとんどありませんでした。そのためキハ56が石北本線に入線するとなると突撃したものでした。

 

↑石北貨物定番ポイントである常紋峠146キロポスト付近です。キハ56を使用した常紋峠スイッチバック号だったかな? 石北本線の写真は山ほどありますが、キハ56を撮影したのはこれが最初で最後になりました。

 

2.キツネ

 

石北本線のキハ40系の運用は13運用ありましたが、旭川からの入出庫は有名な上川発遠軽行きの普通列車1往復しかありません。よって一旦北見運用に紛れ込むとしばらくは北見管内(石北本線 白滝~釧網本線 緑)に居座りました。よって運用を調べて使用列車を推定し追っかけることが出来ました。

当時は旭川のキハ40に「キツネ」色のキハ40 724がおり、これが北見運用に紛れ込んだ時には追っかけたりしたものでした。

 

↑常紋峠でキツネ発見! これは運用を調べて先頭に出るところを狙おう。

 

↑無事にキツネの顔を西留辺蘂のカーブで捕獲。

 

↑北海道的な風景の中を行く「キツネ」。 旧白滝です。

 

キハ40の北見運用は石北本線だけでなく、釧網本線の緑まで入線します。

 

↑快晴の止別~斜里を行くキツネ。これは運用を調べて追っかけたものでした。これだけ綺麗に知床連山が見える日はなかなかありませんでした。

 

↑原生花園でも見かけた「キツネ」

 

↑冬にもキツネ発見。しかも、薄暗くなってきていたのに前照灯を点けていません。しかも種別表示が「ワンマン」のはずが「急行」になっています…。いくらなんでも「急行」はないんじゃないか…。

 

3.ぽっぽや

 

旭川のキハ40系の運用範囲は非常に広いですが、主に南部の運用(旭川~岩見沢)、中央部の運用(旭川~名寄・音威子府、旭川~上川)、そして北見運用(上川発遠軽行きで入り、白滝~緑間を行ったり来たりして帰る運用)に分かれていました。

「ぽっぽや」用に改造されたキハ40 764は当初釧路配置でしたが2000年に旭川に転じました。そして主に旭川近郊でほぼ限定で使用されてました。しかし極めて稀に北見運用に紛れ込むことがありました。

 

↑非常に不気味なキハ40です。これを写真の西留辺蘂で発見した時には度肝を抜かれました。しかし調べると運用上は旭川への帰区間際で、これを釧網本線とか常紋峠で撮影することは叶いませんでした。

 

ちなみにこのキハ40はご存じの通り映画のロケ用に古めかしい雰囲気に改造されたものでした。そのため側窓はバス窓となり、正面の種別表示幕は無くなり、前照灯はブタ鼻シールドビームになり、パノラミックウィンドウも無くなり、また側面ドアの手すりは丸棒を外付けの状態にされました。これらの改造は保守上は時代に逆行した改造となり、特にパノラミックウィンドウが無くなったのは運転サイドから非常に嫌われることとなりました。ロケが終わって旧に復すれば良かったのですがこの形態のまま使われ、挙句には保守上の理由により北海道のキハ40系で真っ先に老朽廃車されました。しかし映画のロケ用に古めかしくしたのであれば、なぜに気動車一般色ではなく首都圏色なのでしょうかね? というかこの車を一般色に塗ったらどうなるのでしょうか?? イラストが出来上がったらやってみようかな?

 

普段同じような車両しか走らないところに一風変わった車両が走るとなると話題となるのは、場所や時代が変われど同じですね。今回は北見地区の面白列車(普通気動車編)でした。機会があればこの他にもご紹介したいと思います。

 

それでは皆さまお楽しみに!!