227系を詳しく見る | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

9/17に購入したKATOの227系の詳細編です.

TOMIX製品との比較

左がKATO,右がTOMIXです.

ややおでこの部分のRが両社で異なっており,KATOの方が実車に近い印象を持ちます.

筆者はあまりこの違いに気づかず,このように並べてみて初めて気づいた次第です.

TOMIXはTNカプラー採用で,C243も「小」転落防止幌仕様で干渉なく通過できます.

連結間隔もリアルです.

KATOは223系同様の「突き出して首を振らせる・電連パーツを使用できる」タイプのカプラーを使用しています.

C243も,「大」転落防止幌をつけても,やや干渉するものの通過できます.連結間隔はやや広がります.

KATOの「小」転落防止幌には「RED WING」の印刷はありません.使用しなくてもほとんどの場合は問題ありませんが,どうしても必要な場合は割り切って使うか,気になる場合は「大」を少し切って使う,TOMIX製パーツを接着で取り付けるなどの対応が考えられます.

 

上がKATOで,下がTOMIXです.塗装・表記に関しても,KATOの赤帯6本・下地塗装なしの方が,TOMIXの赤帯5本・下地塗装ありの方よりも実感的に見えます.銀の色味は異なります.

所属表記「広ヒロ」,ATS表記「DWs」など抜かりないのがKATOです.ただし,半自動ドアのボタンは印刷されていませんでした.

多彩な行先表示

今回の6両セットは,言うなれば「3両基本セット」「3両増結セット」「グレードアップシール」のセットというべき内容であり,事実上の初回限定品であることがもったいないほどです.

筆者は進行方向に向けた行き先をセットしており,各先頭車の行き先表示はバラバラです.

R 普通 徳山」は本当に嬉しいです.

「がんばろう!広島」も用意されています.この2つは側面表示も用意されています.

(この車両の転落防止幌は加工しています.断面は白色なので塗った方が良いかもしれません.)

快速 福山」は種別・行き先を分けることにより再現できます.

ちょっとずれてしまってますが,ひょっとするとパーツをはめてからシールを貼った方が良かったかもしれません.

 

もう一両は後日追記予定です.

いずれにしても,白幕パーツは目立つため,「ワンマン」などを表示しない場合は黒く塗っても良いかもしれません.

 

TOMIX製品を差し置いてKATO製品を選択しないということは今後はなさそうですが,そのKATO製品をして,TOMIX製品の完全上位互換とは言えなくなっているところが,両メーカーの設計思想を考える点で実に面白いところです.いずれにしても広島という地方都市で活躍する車両が,KATO・トミーテックという大手メーカーにより模型製品化され,広く流通するということは十数年前(当時はマイクロエースの仕事でした)には考えられなかったことです.各メーカーの営業・設計・製造・組み立て担当者さまにこの場を借りて感謝申し上げます.

225系100番台もKATO製品が欲しくなりました.2020年7月に帯色変更などのリニューアルを行って再生産されていますが,こちらは大都市圏の主役・最新型であるため,今後も頻繁に再生産されるのではと考えており,まだ購入できておりません.

ご報告

9/18の記事「広島県に11年ぶり特急運行決定」には文字通りな桁違いの大きな反響をいただいており,鉄道ジャンルで1位のランクとなりました.いつも当ブログをご覧いただきまして,誠にありがとうございます.