皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

今まで色々とキハ58系Nゲージ模型で急行編成を再現して来ましたが、今まで一度もキハ56系には手を付けていません。そこそこ増備しているはずなのですが、今何両ウチにあるのかも良く分かっていません。よって一度ここで整理し、今後の整備方法について考えてみたいと思います。

 

↑あら、結構溜まってきてますね。ブックケースは4箱ですが、中には8両とか10両とか詰まっているはずなので、両数は結構多いはずです。あと、旧製品のキロはクーラー配置が間違っているため、新ロットのキロを追加で購入しています。

 

とにかく中から出してみましょう。

 

↑結構出てきます。まぁ本州用キハ58系の比ではないですが。

 

では数えてみます。右手前から

 

キハ56 通風器6個(10次車)…9両 (うち5両は動力車)

キハ56 通風器8個(11次車)…6両 (うち2両は動力車)

キハ56 通風器8個青帯セットB(12次車)…2両 (うち1両は動力車)

キハ56 青帯セットBのボディのみ…2両分

 

奥右から

キハ27 通風器8個(11次車)…8両

キハ27 通風器6個(10次車)…1両(先日改造して作ったもの)

キハ27 通風器8個で並びが左右逆の12次車…1両(先日改造して作ったもの)

 

キロ26 旧ロット(10~12次車)…3両

キロ26 新ロット(10~12次車)…3両

 

キロ28? 1両

 

となっており、ボディのみを除いて、車両としてまとまっているのはキハ56が17両、キハ27が10両、キロ26が6両、キロ28が1両の計34両です。

 

何かキハの両数に比してキロの両数が多すぎるような…。検証の結果キロが余るようであったら旧製品のキロは手放そうかな。あと動力車も8両もあり、長大編成を組ませると動力車が余るような気がします。

 

では、実車の番台区分や配置区は一旦無視して、とりあえずこのキハ56系達を急行編成に振り分けてみようと思います。想定している急行は「紋別・大雪・はぼろ」「宗谷(函館行き時代)」「ちとせ」「狩勝」「かむい」「ニセコ」くらいでしょうか。では実車の編成を見てみます。「足りない」という事態にならなければよいですが…。でも6編成も組もうとすると確実に足りない気が…。

 

「紋別・大雪・はぼろ」:<キハ56+キハ27+キハ56>+キハ27>+<キハ56+キハ56+キハ27+キロ26+キハ56>+<キハ56+キハ27+キハ27+キハ56>

「宗谷」:<キハ56+キハ27>+<キハ56+キロ26+キハ56+キハ27+キハ27+キハ56>

「ちとせ」:<キハ56+キロ28+キハ27+キハ27>

「狩勝」:<キハ56+キロ26+キハ56+キハ27+キハ56>+<キハ27+キハ56>

「かむい」:<キハ55+キハ26>+<キハ55+キハ26>+<キハ56+キハ56+キロ26+キハ27>

「ニセコ」:<キハ56+キハ27+キハ56+キハ56+キハ27+キハ27+キロ26+キハ56>

 

こんなことろでしょうか。これを再現するのに必要な各型式の両数は…

 

キハ56…22両

キハ27…16両

キロ26…5両

キロ28…1両

オマケ <キハ55+キハ26>×2

 

うーん、足りませんね。キハ56が5両、キハ27が6両足りないようです。

 

今キハ56系を追加しようとしても、なかなか市場に出回っていません。たまに旭川の「青帯セット」を見ますが。そこでこの旭川の「青帯」セットのキハ56を買い、先日のKATO製「キヤ28 訓練車タイプセット」のように帯だけを消すという技が使えるかもしれません。「青帯セット」は今でもそんなに高くない価格で買える場合があります。

ただ、この「青帯セット」はキハ56の2両セットです。キハ27は入っていません。そこで少々荒っぽいですがキハ27を手に入れる方法として、キハ56の給水口を1つ埋めてキハ27とするという手があります。幸いにして車体中央付近に給水口が移ったキハ27・28のその位置は、キハ58の給水口の1つとほぼ同じです。あとはキハ56・58に存在する給油口を埋めてしまえばキハ27・28になります。これって意外と簡単に給水口が中央付近にあるキハ27・28を作る方法なのでは!? えっ、キハ56・58に存在する給油口って何!? という方もいらっしゃると思いますので少し解説します。

 

 

↑上はキハ58 733、下はキハ56 138です。前位側エンジン前の接触器箱&蓄電池箱の上付近と、後位側油タンクの上付近の台枠部に給油口があります。キハ56・58の艤装はスペース上厳しく、油タンクもレールに平行に配置されています。そのため給油口は台枠部に設けられました。

 

対して1エンジン車は…

↑キハ56・58など2エンジン車と異なり、1エンジン車は台枠部に給油口はありません。これは1エンジン車の油タンクは枕木に平行に配置されており、タンクから直接給油できるためでした。

 

これは模型でもちゃんと再現されています。

 

↑2枚とも上がキハ56、下がキハ27です。キハ56には写真でご紹介した給油口の表現があります。

 

しかし給油口の表現といっても、小さいスジ彫りがあるだけです。埋めて削ってしまえば消すのは容易であると思われます。

 

また2エンジン車と1エンジン車(キハ56とキハ27)の給水口の位置を見てみると、

↑左右両側とも、1エンジン車(ここではキハ27)の車体中央付近にある給水口は、2エンジン車(ここではキハ56)の前位側の給水口の位置と同じです。

 

よって、どうしても1エンジン車が足りない場合、もしくは2エンジン車が余剰で1エンジン車に改造したい場合は、2エンジン車の後位寄りの給水口を埋め、車体裾の給油口を削ってしまえば1エンジン車に変身します。

 

ただしこの方法が簡単に使えるのは非冷房車のみです。冷房車(冷房準備車を含む)の場合は1エンジン車と2エンジン車で妻面の冷房用配電盤の出っ張りのサイズが異なります。よって、この配電盤の出っ張りを改造するか、妻面なので無視するか、をするしかありません。

 

ただ意外と応用は効くので、例えばKATO製の「いいで・ざおう」セットに入っているキハ58 400番台非冷房車の給油口・給水口を埋めてキハ28とすると、給水口が中央付近に移ったキハ28 10次車~12次(398~453)の非冷房車にすることができます。KATOが製品化しているキハ28 非冷房車は0番台と800番台しかありませんので、東北に多く存在した300番台の非冷房車を再現するにはお手軽な改造であると思います。ただ、KATOのキハ58は屋根上の水タンクが屋根板と一体成型ですので切除するのが難しく、キハ28非冷房車を1両用意して入れ替えるのが簡単だと思います。

 

ということで少々話が脱線しましたが、どこからかキハ56・27を調達してこれらの編成を仕上げる必要がありそうです。

 

それ以前に今回の検証では両数を数えたのみで、配置区や車両のタイプ・次数については何も考えていません。

 

今回は長くなってしまいましたので、続きは次回にしたいと思います。

 

それでは皆さまお楽しみに!!

 

是非私のホームページ

 

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にもキハ58系各車の解説がありますのでご覧になってください。