(Pentax K-1・HD PENTAX-D FA24-70mm・F6.3・1/320秒・2020.8.9)
『列番Dの旅』。その2までで短い1日目をお伝えしました。
明けて2日目の8/9は尾鷲港の日の出からはじまります。
前夜の宿から徒歩5分ほどでは港へ。
漁船が忙しそうに行ったり来たりしてます。
日の出時刻の5:15は回りましたが、ちょうど日和山に阻まれてなかなか顔を出してくれません。
すでに列車の時間が近づいてきていて、ギリギリまで待ってようやく御来光。
猛ダッシュで駅へ向かいなんとか間に合いました。
☆JR東海紀勢本線
尾鷲→佐奈 322D普通列車亀山行き 73.7km
では2日目スタートです。
出発してほどなく馬越峠を尾鷲トンネルで抜け、朝日を浴びながら銚子川沿いへ。
もう一つトンネルを抜け(扉のカット)ると銚子川を渡ります。
相賀を過ぎると今度は船津川沿いの谷を遡ってゆきます。
三野瀬の先では、トンネルを抜けながらときおり見える海。
そのあとは穏やかな江ノ浦を見て進み、
紀伊長島に停車します。3分ほどの間に乗務員さんが交代しました。
ここからは見どころの一つ、荷坂峠越え。
長島の港を右に見ると登坂のはじまり。
次の梅ヶ谷までの間に12のトンネルとハーフループ、S字カーブをからめて25‰の坂を登り続けます。
途中、ほんの一瞬だけ左車窓に見える長島港。高低差100mほど登ってきてます。
最後は1,914mの荷坂トンネルで紀伊国に別れを告げて、抜けると梅ヶ谷です。
伊勢国に入って、宮川の支流大内山川をゆっくりと下ってゆきます。
時間は間もなく午前7時。ゆったりと車窓を楽しんでます。
付かず離れず進んできた紀勢自動車道をくぐると宮川橋梁で宮川本流を渡ります。
車内は高校生達の姿が増えてきました。みんなジャージだから部活かな?
列車は、宮川の左岸を進みます。でも川からは少し離れていて川面は見えません。
栃原の手前で方向を変え、宮川に背を向けて、
紀勢道勢和多気JCT付近で小さなピークを越えると櫛田川流域へと移り、支流の佐奈川沿いを下ります。
注意深く前方を見ていると"旅の空から"で紹介した前村の大楠が見えてきます。
その大楠を目指すべく、佐奈で列車を降ります。
その4へ続きます。
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