こんにちは、railnikyです。
今回は「JR西日本の終電繰り上げを本気で予測してみた!」の16回目、「嵯峨野線」の終電繰り上げについて取り上げます。
※これはあくまでrailniky個人の予測です。100%こうなるというわけではないので、あてにはしすぎないでください。また、ここに書いてある情報を基に、JR西日本への問い合わせもしないでください。
●目次
・園部→京都への終電
・それに接続する福知山からの終電
・京都行き最終は何分くらいなら繰り上げられる?
・京都→園部への終電
・嵯峨野線で削減される列車はあるか
・まとめ
嵯峨野線は1時台まで運転されている列車はありません。
まず、園部発の最終、京都行きについて考えたいと思います。
なんで、京都発から考えないのか。
それは、京都行き最終の列車の運用が、
園部23:19発→京都0:01着/0:06発→園部0:52着
となっており、京都発の最終列車も担当しているからです。
つまり、京都0:06発を繰り上げるためには園部発の最終も繰り上げる必要があるのです。
(最終の0:06発を削減するだけなら、この折り返しの制約はなくなるんですけどね・・・)
なので、園部発の最終列車(園部23:19発→京都0:01着)から考えます。
こちらの主要駅の時刻は以下の通り
園部23:19発
亀岡23:35
嵯峨嵐山23:45
二条23:54
京都0:01着
この列車は、湖西線の回で取り上げた「永原発京都行き最終列車」みたいに、1本前の列車を削減して、10分繰り上げます。というわけにはいかないのです。
※湖西線の回を知らないって方は、目を通してくださると幸いです。
というのも、福知山発園部行き最終の接続を受けているためです。
この列車の時刻は以下の通り。
福知山22:14発
・・・
綾部22:27
山家22:34着/22:37発←きのさき19号の行き違い待ち。
立木22:41
・・・
下山22:57←普通福知山行きとの行き違い
胡麻23:02
・・・
園部23:17着(止)
園部駅での接続は2分しかありません。これ以上接続時間を削るのも難しそうです。
嵯峨野線最終、園部23:19発を繰り上げるためには、福知山22:14発の園部行き最終も繰り上げる必要があります。
では、福知山発園部行き最終を数分繰り上げることは可能でしょうか。
少し考えてみたいと思います。
接続する列車は以下の4本あります。
福知山にて
●山陰線 豊岡方面より
豊岡20:39発→福知山22:07着
●京都丹後鉄道宮福線 宮津方面より
宮津22:22発→福知山22:00着(快速大江山8号)
●福知山線 篠山口方面より
(大阪19:24発→)篠山口20:42発→福知山21:34着
綾部にて
●舞鶴線
東舞鶴21:42発→綾部22:10着
これを見ると、山陰線の豊岡方面の列車(福知山22:07着)以外は、10分繰り上げても問題なさそうです。この豊岡からの列車も22:07着も対面接続にするか、そのまま直通の園部行きとして運転してもいいでしょう。
(現在、豊岡20:39発→福知山22:07着は113系、115系2両編成の運用なので、223系5500番台の運用に変更する必要がありますが・・・)
直通か、対面接続にできるのなら、5分ほど繰り上げて、22:09発で園部行きを設定できます。
時刻を変更すると、
福知山22:09発
・・・
綾部22:22
山家22:29着/22:29発←行き違い解消。
立木22:33着/22:34発←きのさき19号に運転停車してもらう必要あり?
・・・
下山22:50←行き違い解消。
胡麻22:55←普通福知山行きとの行き違い。普通福知山行きを3~4分程度繰り下げ。
・・・
園部23:10着(止)
対向列車のダイヤをいじる必要が出てきます(2~5分程度繰り下げる必要が出てくる)が、園部行き最終を7分ほど繰り上げることが可能です。
これにより、園部23:19発京都行きは7分繰り上げることが可能になります。
園部23:12発
亀岡23:28
嵯峨嵐山23:38
二条23:47
京都23:54着
これにより、
「JR京都線・琵琶湖線下り列車」の回で出てきた、(予測上の)大阪行き最終23:54発と同時刻になりました。
必要があれば、大阪行き最終を4分繰り下げて、23:58発などにすればいいと思います。嵯峨野線最終はこれ以上は繰り上げられません。園部で福知山からの最終と連絡させないことが許されるのではあれば話は別ですが、おそらく接続は維持するはずです。
接続を維持する理由としては、
接続を切った場合、園部以北から京都への最終が1時間近く繰り上がってしまうことが挙げられます。
・・・と考えてきましたが、特急きのさきに運転停車までさせて、園部行き最終を繰り上げるかと言われるとそこは少し疑問です。むしろ現状維持のほうが可能性としては高そうですね。
次に、京都発の終電、普通園部行きを考えます。
〈現在〉
京都0:06発
二条0:14
嵯峨嵐山0:24
亀岡0:35
園部0:52着(止)
となっています。
園部からの終電が23:54京都駅着に繰り上げられれば、5分の折り返しを維持し、京都23:59発に7分繰り上げることが可能です。
〈予測〉
京都23:59発
二条0:07
嵯峨嵐山0:17
亀岡0:28
園部0:45着(止)
この列車がそもそもなくなる可能性があるかですが、すでに1本前に京都23:44発があるのでなくなる可能性も十分あります。
(東海道新幹線最終〈京都23:31着〉からの接続は、京都23:44発でできているため)
この列車への接続列車と、時刻を繰り上げる上で参考にできる、その1、2本前も見てみましょう。
京都駅
大阪方面から
23:49着 新快速 野洲行き(姫路23:36発、大阪発は23:20)★
23:54着 普通 米原行き(姫路21:38発、大阪発は23:10)
0:01着 普通 京都行き(西明石21:48発)
琵琶湖線(米原・草津)方面から
23:20着 普通 大阪行き(米原22:03発、高槻から快速)
23:28着 新快速 姫路行き(野洲22:59発)
23:50着 普通 京都行き(米原22:42発)★
23:53着 新快速 西明石行き(野洲23:25発)★
※23:53着の新快速は「JR京都線・琵琶湖線下り列車」の回で削減されると予測。
湖西線方面から
23:40着 普通 京都行き(近江舞子22:58発)
(現行)23:59着 普通 京都行き(永原22:43発)★
↓
(予測)23:49着 普通 京都行き (永原22:33発)
※「湖西線の回」で、湖西線最終は10分繰り上がると予測。23:40着は削減されると予測。
奈良線方面から
23:39着 普通 京都行き(奈良22:35発)
近鉄京都線方面から
23:42着 急行 京都行き(近鉄奈良22:58発)★
23:53着 普通 京都行き(天理22:29発)★
京都駅はこのようになっています。
★がついているのは、一本前の嵯峨野線の京都23:44発に接続できないが、0:06発に接続できる列車で、かつ接続が考慮される可能性のある列車。
京都駅の次に利用客の多い、二条駅も見ておきましょう。
二条駅(園部行き最終は、現在0:14発)
京都市営地下鉄東西線 烏丸御池・三条京阪方面から
23:59着 太秦天神川行き(六地蔵23:28発)
一応、上のような接続列車が考えられるわけです。
個人的には、湖西線の回で、京都0:05発が削減されて、23:40発が最終になると書いたのですが、嵯峨野線も(京都23:44発が最終)になる可能性は高いと思います。
というのも、京都0:06発→園部0:52着にせよ、京都23:59発→園部0:45着にせよ、日付が変わってから走っている時間のほうが長く、十分遅いからです。
京都→園部、最終1本前の列車は
京都23:44発
二条23:52
嵯峨嵐山0:02
亀岡0:13
園部0:30着(止)
この列車が最終でもいいのではないでしょうか。
京阪神で約50本削減すると予告されていて、
今までの回で削減される(区間短縮で一部区間削減となる列車も含む)と予測したのが
JR神戸線下り 5本(第1回、第2回)
JR神戸線上り 1本(第3回、第4回)
JR京都線上り 7本(第5回、第6回)
JR京都線下り 3本(第7回)
湖西線 2本(第8回)
きのくに線 1本(第9回)
阪和線下り 3本(第10回)
阪和線上り 0本(第11回)
大和路線 3本(第12回・第13回)
大阪環状線 4本(第14回・第15回)
今まで15回の中で削減されると予測した列車を全部足し合わせても、29本にしかなりません。やっぱりもっとバッサリと削減されるのかな・・・
(まだやっていない路線・・・JR宝塚線、JR東西線、学研都市線、奈良線など)
嵯峨野線で削減がないとも少し考えにくいです。
よって、京都0:06発→園部0:52着は削減されると考えます。
【まとめ】
●削減される(と予測する列車) 1本
京都0:06発→園部0:52着
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
次回は「奈良線」を取り上げます。
次回もお楽しみに!