(関東鉄道)佐貫→80円区間 自動券売機券 | 菅沼天虎の紙屑談義

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交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和50年4月24日に発行されました、「佐貫→80円区間」の自動券売機券です。

 

 

PJR/てつどう赤地紋の印版式の券となります。

 

拙ブログの2020年9月9日のエントリ、「(関東鉄道) 佐貫→竜ヶ崎 自動券売機券」でご紹介いたしました券の発行日は昭和49年3月10日でしたから、1年余り後には自動券売機が更新されたものと思われ、この間の昭和49年9月26日には運賃改訂が実施されておりますので、印判交換の手間を考えますと、運賃改訂に合わせて自動券売機が更新された可能性が高いものと思われます。

 

昨日のエントリでご紹介いたしました硬券の初期の金額式乗車券と同様に、「関鉄線」の記載の無い券で、当時の佐貫駅には国鉄線の自動券売機は設置されておらず、恐らくは竜ヶ崎線改札口の横に自立型の自動券売機が設置されていたものと思われます。

 

 

 

 

 

印字が不鮮明ですが、こちらは昭和60年1月に発行されました、「佐貫→関鉄線160円区間」の自動券売機券です。

 

 

自動券売機発行の金額式乗車券に「関鉄線」の記載が無いのは初期の券だけで、後には硬券と同様に上部に「関鉄線」の記載が入るようになり、最初にご紹介いたしました券の発行日は昭和50年4月24日ですが、昭和51年3月26日に運賃改訂が実施されており、運賃改訂に対応した新しい印版からは「関鉄線」の記載が入るようになったのでは無いか?と考えられますので、もしその通りであれば、自動券売機発行の金額式乗車券で「関鉄線」の記載の無い券は、最大限に考えても1年半程の存在であったものと推察されます。