山陰地方と月と夜行列車の愛称と たわいもない話 | 模工少年の心

クルーズトレインは別として、国内に残る夜行列車は、285系電車によるサンライズ出雲とサンライズ瀬戸のみになってしまっていました。

 

そのような現状において、いよいよ9月11日21時15分、JR西日本の新たな長距離列車「WEST EXPRESS(ウエストエクスプレス)銀河」が、京都駅から出雲市駅に向けて出発したということです。

夜行列車の新登場というのは、久々のことで、鉄道ファンには大いに歓迎すべき出来事だと思います。

 

使用車両は117系6両編成で、中古車のお色直し的な言われ方も一部ではされているようですが、全くそうは思いません。

もとが新快速用であろうとどうであろうと、何と言っても、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」がある中で、「気軽に鉄道の旅を楽しめる列車」を基本のコンセプトとして、違った視点から、新しい夜行列車の旅を企画し、車両を整備したことは、JR西日本の英断だと思います。

 

何度か旅行したことのある山陰地方に、「WEST EXPRESS銀河」で、もう一度行ってみたいと思っていますが、今回の運行開始にまつわり、私が現在思っていること(たわいもないことですが)を書いてみたいと思います。

 

列車名の「銀河」についてです。

「銀河」という愛称は、多くの方が思っているように、やはり、東海道本線の東京〜大阪を結ぶ列車に使ってほしいと思います。

代わりに、この車両の最初の使用線区である「山陰本線」に敬意を払い、「名月」「銀月」「夕月」など、「月」をあしらった夜行列車名を新たに付けるのはいかがでしょうか。(「山陰」と「月」のかかわりは、つぎに触れます。)

 

「山陰」の「陰」という文字について、最近は、あまり耳にしませんが、薄暗いイメージがあると考える人が、少なからずいらっしゃいます。

 

中国の略字体については、基本的には賛同できないのですが、「陰」の略字体である「阴」は、悪くないと思っています。

日本でも、「阴」という漢字は、古くは昭和17年6月17日、国語審議会において、標準漢字表に含めるかどうか、検討されています。

月は、生命の誕生にも大きな影響を与える地球には無くてはならない大切な存在ですので、「阴」を使うというのはいかがでしょうか。

 

しかし、使い慣れ、多くの人が愛着を持っている「山陰」の文字を変えるなんてとんでもないと言われそうなので、ここまでにします。

 

下の写真は、2016年12月に島根県を旅行した時のものです。よろしかったら、覗いてってください。

 

米子駅 特急「やくも」381系電車

 

 

 

DE15 ラッセル車

ターンテーブルが残っていました

 

113系 瀬戸内地域色

 

 

 

キハ120形気動車 たしか松江駅?

玉造温泉駅 キハ126系気動車

松江城