(PENTAX KP・HD PENTAX-DA15mmLtd・F5.6・1/1000秒・2020.8.8)
『列番Dの旅』1日目。その1では、紀伊勝浦から特急「南紀」で新宮まで乗って来ています。
☆JR東海紀勢本線
(紀伊勝浦)→新宮→尾鷲 3008D南紀8号名古屋行き 71.8km
新宮では2分の停車中に乗務員交代が行われてから出発。
新宮城跡の下を短いトンネルで抜けると熊野川。渡りきると三重県です。
かつては貨物列車が発着していた鵜殿を通過。
鵜殿の先から七里御浜という海岸が続きます。
ただし、防風林や国道があって海岸線はなかなか見えません。
阿田和の手前でほんの数秒 尾呂志川の河口とともに熊野灘が見えますが、すぐに川を渡って内陸へ。
そのあとも熊野灘はなかなか見えずに、新宮から20分ほどで熊野市に停車。
七里御浜沿いの穏やかな地形を走ってきましたが、
熊野市からは一変してリアス式海岸の地帯へ入ってゆきます。
先頭車は自由席なので、かぶりつきへ移動します。
大泊、波田須の駅間はそれぞれトンネル。
このあたりは、165号車のときレンタカーで回りましたね。
またまた長いトンネル。抜けると穏やかな入江の新鹿海水浴場が見えて、
新鹿を通過します。
ここからは紀勢本線最後の開通区間。
二木島を通過して、紀勢本線最長の曽根トンネル。
その後も賀田、トンネル、三木里、トンネル、九鬼と続きます。
さらに半島の根元を九鬼トンネルで抜け、断崖区間はロックシェッド。
やがて尾鷲湾が見えてきます。
大曽根浦のあたりで列車は西を向き、突然夕陽が飛び込んできました。
廃止された尾鷲三田火力発電所の煙突を見ながら方向を変えてゆき、
尾鷲の市街地が見えてきました。
そして、尾鷲で列車を降ります。
1日目は中途半端な時間からスタートしましたから、1時間ほどの乗車で投宿します。
夜はお約束のやきとり。お店にはボンネットバスの模型がありました。
おそらく、紀勢本線全通まで尾鷲駅と紀伊木本駅(今の熊野市駅)を結んでいた国鉄バス紀南線のものでしょうね。
その3から2日目になります。
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