「夜汽車」というのは、そもそも長距離移動で時間がかかるから嫌でも夜行にならざるを得ない時代の言葉ですね。
「列車」を「電車」という現代なので「汽車」は死語になりつつあるのですが、「夜汽車」の語感は風情があります。
現在、オール座席で「夜汽車」感ありありなのは「ムーンライトながら」ですが、夜行バスに客を取られてどんどん運行日が減りました。185系が引退した先が見えてませんし、風前の灯火感は否めません。
WEST EXPRESS「銀河」の運行が開始されネットに情報が載ってました。一般の列車ではなく「旅行商品」なのですがクルーズトレインのような団体旅行感は無いから「夜汽車」っぽくはあります。
サンライズは走行距離的には最も「夜汽車」的なのですが、個室寝台が主体なのでちょっと違うかなと。のびのび座席もどちらかというと船の二等船室みたいで列車らしくはないです。
さて、以上の3列車とも横文字が入ってますが、いずれも列車としての属性を示してます。代わりに「夜汽車」と入れたいところですが、名前負けしそう。