三連休三陸駅巡り20春(13) 三陸鉄道リアス線 吉里吉里駅 ~小説で知られるようになったおもしろ駅名~

きゃみ

浪板海岸駅から海岸沿いを歩いてきました。
浜辺から内陸側に向かい住宅地をテクテク歩きます。地図を見ると進行方向右手に目的の駅があるようです。その方向に狭い階段があったので上っていくと、小さな広場に出てきました。
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ここが吉里吉里駅駅前広場でした。非常に分かりにくい入口ですね・・・。
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吉里吉里駅は岩手県上閉伊郡大槌町吉里吉里にある三陸鉄道リアス線の無人駅。元山田線だった駅です。
「吉里吉里」・・・非常に面白い地名です。今回の訪問はこの駅名に惹かれてのことでした。由来は砂浜を踏む音から、とかアイヌ語の「白砂」のこと、など諸説あるようです。どちらにしろ海岸の砂浜に因んでいますね。
また、井上ひさしの小説「吉里吉里人」がベストセラーとなって、一躍脚光を浴びたそうです。小説の中では架空の地として描かれているようですね。読んだことが無いので一度読んでおこうとは思います・・・。

ホームへは更に階段を昇ります。向かってみましょう。
駅構造は単式ホーム1面1線の棒線駅。
釜石方からの様子。出入口はホームの東側にあります。
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宮古方からの様子。
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ホーム上には真新しい待合室がありました。
山田線時代からの木造駅舎は被災後の運休中に解体されたそうです、残念。
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待合室の前には熊や猫?の置物が・・・魚を担いでます。小説に関係してるのかな??
「36」は多分「三陸」の意味だと思います。
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駅名標と周辺案内。駅の愛称は「鳴き砂の浜」。やはり海岸が売りのようです。
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ホームは築堤上にあり、出入口は前述のように階段になっています。左の建物の用途は不明。
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階段を下りて一旦駅を出てみて気付いたのですが、南側に一般道路が伸びていました。車も乗り入れできるようです。さらに南側、つまり釜石方面に回り込むとそばに踏切がありました。塚花街道踏切」

そこからの駅の様子。カーブしながら入線していきます。
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駅の西側には同レベルの高さの道路があり、その先には住宅が並びます。
そちらから駅の様子。
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駅名は面白いですが、駅自体は至ってシンプルでした・・・。

しばらく待って次の列車が釜石方面からカタコトやってきました。
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やってきたのは三陸鉄道標準色の気動車2連。先頭車の"36-207"に乗車します。
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ボックスは埋まっていたのでロングシートに座ります。
ロングシートはトイレの前にあるのですが、目の前にはちょっと色褪せた「あまちゃん」のポスターが(微) これ、いつのだ?(笑)
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行程:浪板海岸(徒歩)吉里吉里(2013D宮古行)宮古

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Comments 2

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またたび  

「吉里吉里人」は図書館で借りて読みましたが、かなり長く、返却期限までに読み終はらずに返却してしまひました。あまり面白いとも思ひませんでした。

「あまちゃん」は2013年4月~9月の放送です。
渡辺えりや杉本哲太ら脇を固める役者さんたちが光つてゐて、面白いドラマでした。

2020/09/11 (Fri) 23:19 | EDIT | REPLY |   
きゃみ
きゃみ  
吉里吉里人とあまちゃん

またたびさん、こんばんは。
あらま、そうでしたか。どうしようかな・・・。
ちなみに、"いのうえ"は"いのうえ"でも井上靖の歴史小説は好きです。つい最近ゆかりのある駅を訪問したので、近いうちにブログで話したいと思います。

「あまちゃん」は時間帯的になかなか見ることができませんでした。被災した三陸のお話だと思うので、復興や応援の意味でも盛り上がったのかなと思います。

2020/09/12 (Sat) 00:40 | EDIT | REPLY |   

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