西武40000系トップナンバー甲種輸送から4年

西武40000系は、西武鉄道で初導入のライナー用車両で、クロスシートとロングシートの両方に切り換えられる2人掛けの「デュアルシート」を採用し、2017年3月25日に運行開始した「S-TRAIN」運用時は、クロスシートで運行、急行などの運用時はロングシートに切り換えられます。ロングシート時でも座席コンセント使用できます。コンセントは私が利用した時の話です。

各座席には電源コンセントが取付られ、池袋方の先頭車に「パートナーゾーン」(床が黄緑色の部分)と呼ばれるスペースを設け、車椅子やベビーカー利用者に配慮しているほか、この部分の側面窓は大型化され展望が楽しめるのが特徴です

今回は、輸送された時の模様からデビューするまでの歴史を振り返りたいと思います

【2016年7月21日】

川崎重工 兵庫工場現在は敷地外からの撮影禁止です(建屋内では西鉄9000形が製造中)

工場内で並ぶ、新幹線E7系・京阪13000系(新幹線奥)・東京メトロ16000系

四季島(手前)の奥に西武40000系らしき車体が(間違っていたらごめんなさい)

2016年9月9日に川崎重工を出発。

【2016年9月10日】

この日は私のお気に入りポイント、国道1号線の馬入橋で撮影するため、JR東海道線 平塚駅から茅ヶ崎駅ゆきの路線バス(神奈中)で移動

9:59 JR貨物の電気機関車 EF66-115による牽引でJR東海道線を東へ走る
(東海道線 平塚～茅ヶ崎にて)

この車両に再び海を見られる日が来るのだろうか

当時はまだ相鉄・JR直通線の建設中、路線バスのタイミングが悪かったので、保土ヶ谷駅からタクシーで移動しました

この日は、横浜羽沢貨物駅が終着、西武40000系第1編成は翌朝まで停泊

【2016年9月11日】

8:50 EF65-2074の牽引で、JR武蔵野線を経由して新秋津の引渡線に入線

9:26 牽引してきた機関車と切り離し、西武鉄道へ引渡される

JR貨物から西武鉄道へ引き継がれます

9:35 前5両が先輩車両と連結、ホームグラウンドへ向かう準備が進められる

10:04 牽引してきた機関車が、40000系へのエールを込めた警笛を鳴らして去って行った

新所沢駅～小手指駅間の撮影ポイントへ

10:44 40000系1陣目が、間もなく新しい所属先となる小手指に到着(西武池袋線 西所沢～小手指にて)

12:30 先輩車両でオールM車(モーター車)の 新101系が、40000系2陣目を迎えに新秋津へ向かう

右側から・・・

14:21 40000系2陣目が西武池袋線内に入線、対向の東京メトロ7000系に被られる

【2016年10月3日】

11:17 ビニールのベールを脱ぎ、本来の姿となった40000系第1編成が小手指の車両基地内で構内試運転を行っていた

【2016年12月22日】

【2017年1月30日】

営業運転に向けて西武池袋線内でも入念に試運転が行われていた

【2017年3月12日】

西武40000系お披露目イベントが行われた
(この日は新潟で用事があり行けませんでした)

【2017年3月25日】

いよいよ西武40000系デビューの日を迎えました。

みなとみらい線 元町・中華街発の下りSトレイン一番列車が入間市駅を発車 (西武40000系第1編成)

飯能駅でのS-TRAIN出発式典

飯能市長らが出席された

飯能駅では上りSトレイン一番列車の出発式典を最後まで見たい所ですが、諦めて仏子駅近くで上り一番列車を撮影することに

9:18に飯能駅を出発した西武40000系第2編成(西武池袋線 元加治～仏子)

東急みたいにデビュー記念のヘッドマークを掲出して欲しかったですね

同日にデビューした東京メトロ日比谷線13000系も無し・・・

日比谷線など撮影した帰りに、デビュー初日の西武40000系に乗車しました

西武40000系は、2017年度の「鉄道友の会」ブルーリボン賞・ローレル賞の選考車両にノミネートされましたが、残念ながら受賞には至りませんでした(投票しましたがダメでした)しかし他団体主催の「グッドデザイン賞」と「キッズデザイン賞」を2017年に受賞しています。

デビューから3年半近く経ちましたが、これからも長く地元路線のエースとして活躍して欲しいと思います。

今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。