先日、修学旅行の思い出話を同僚と話していました。

 

 高校の修学旅行は、道内の公立高校はほとんどが京都・東京に行きました(当時)

 釧路からは特急「おおぞら」で函館に行き、青函連絡船、青森からは寝台特急で上野。

 山手線で東京に移動して新幹線で京都のコース。

 

 旭川の場合札幌まで2時間弱ですが、釧路からは当時6時間かかりました。

 釧路―函館は10時間でした。

 

 

 

 片道10時間。これって、釧路では当たり前。でも旭川の人には驚き。

 同僚がいうには、10時間ってことは朝1番の列車は折り返しで釧路に戻れるのか?という疑問。

 出来ないとしたら、3往復6本(編成)の車両を用意したのか?釧路の為に。

 (釧路の為)ってのが、余計というかイヤミというか、笑いのネタなのか……。

 こういうテツじゃない人の素朴な疑問って、案外時刻表を開くキッカケになります。

 

 1978年12月の時刻表を見ると……

 釧路を朝一番に出る特急「おおぞら」は640釧路発。根室本線を走り、新得・富良野・滝川を経由。

 滝川で旭川から来るのを連結して札幌から東室蘭経由で函館1640着。

 函館から釧路に向かう最終「おおぞら」は1140発(釧路2155着)ですから、朝一番の特急は折り返し運転はできません。

 きっと五稜郭機関区で車内清掃して点検整備して次の日に運転を万全な態勢で迎えたのでしょう。

 

 現在の「おおぞら」は釧路625発札幌1047着、折り返し札幌1150発釧路1551着、もう1回釧路1612発札幌2028着でその日のお務め終了。

 

 これだけフル稼働だもの、整備不良も起きる……のか?

 

 国鉄って、頑丈だし、徹底した安全だし……。

 いや当たり前を当たり前にやってただけか?

 JR北海道が大切なこと引き継がないでいるだけか?

 

 ともかく、修学旅行の話題から、国鉄の車両整備ってダイヤから読めるってことをあらためて知りました。