お久しぶりです。

本来ですと400系新幹線をあと2両残すところですが、現在北海道におりますので、そのリポートをしてみたいと思います。

この4月に転職をしまして、決して仕事が出来ないわけでもなく、周囲に溶け込めないわけでもないのに、いまひとつ神経疲れが取れず限界を迎えつつありました。

勤務先は盆も正月もないシフト制ですが、ありがたいことに、年1回は10連休を取らなけばならない規定になっているので、ここでとるべき行動はただ1つ。自分を取り戻すための最強かつ最終手段です。

というわけで、また来てしまいました。



大洗港に停泊中の北海道苫小牧行きの「さんふらわあ ふらの」です。
本来は7日名古屋発の太平洋フェリーを予約していたのですが、台風10号の影響で欠航が決定。一時は旅程全部のキャンセルも考えましたが、今を逃すとこの先どうなるかわからないこともあり、情報収集の結果、大洗発の便が運航予定かつ空室があることが分かり、即決で予約とあいなりました。



乗船待ちの様子。大型トラックが次々と船体に飲み込まれてゆきます。



台風の影響もどこへやら。穏やかな夕刻が迫りつつあります。



乗船時刻となり、船内を進みます。



ここが今回唯一予約できた部屋。少々お高かったのですが他に選択肢がありませんでした。いよいよ部屋に入ってみましょう。


室内その1


室内その2


室内その3


室内その4


バスルーム

これだけの部屋なのですが、滞在できるのは明日の昼1時過ぎまでのわずかの時間。コストパフォーマンスは、かつての「カシオペアスイート」並でしょうか。



部屋からの景色。すでに夜のとばりがおり始めています。

乗船時刻が18:00でレストランの営業が18:30、出航予定が19:45ですので、出航を見届けるには、先に夕食を済ませておいた方がよさそうです。



レストランは、本来バイキング形式ですが、昨今の衛生事情で「和定食」か「洋定食」の2択のみ。しかし、我々には特別食が用意されているようです。



これがそれ。贅沢にもお腹一杯いただきました。



ほどなくすると出航です。乗船・積載がスムーズだったのか予定より15分早くの出航となりました。写真は岸壁からかなり離れてしまった時のものですが。さようなら東京(というかここは茨城だけど)。

部屋に戻った後は、専用バルコニーにあるデッキチェアで夜風を浴びながらビール三昧です。「船に酔う前に酒に酔え」これが私の若いころからの船旅の格言です。しかし、これだけの満天の星空を見たのは果たして何十年ぶりでしょうか。



気づけば夜も更け、宮城県沖まで来てしまったようです。酔いも回り、ベッドにもぐりこみます。

翌朝、船外の風景は一変します。







湘南でも江の島でもこのような景色に出会えることはないのではないでしょうか。また、潮風もジメジメと湿った印象があるかもしれませんが、まるで高原にいるかのようです。

しかし、せっかくの船旅だというのに、今回は全く揺れません。まるで箱根芦ノ湖の遊覧船かと思わんばかりです。


船内レストランからの風景



朝食も特別食を用意していただいたようです。



さて、短い船旅もまもなく終わり。



苫小牧港には、本来だったら乗船するはずだった「きそ」が停泊していました。



無事、苫小牧港に着岸。現在、苫小牧駅近くのホテルに滞在していますが、帰路は明日19:00発の名古屋便です。登別も近いことですし、今日はこれからどうやって過ごそうか、ヨメと相談します。

ここまでお読みいただきありがとうございました。